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美容医療コラム

ハイフは肌悩み改善に効果がある?持続日数と注意点も紹介

 
ハイフは肌悩み改善に効果がある?持続日数と注意点も紹介

この記事の概要

メスを入れることなく、肌のたるみや小じわなどをケアできるといわれている「ハイフ」。本当に機械を肌に当てるだけで肌の悩み改善が期待できるのでしょうか。この記事では、ハイフに期待できる効果や持続日数、注意点について紹介していきます。

もともと、がん治療を目的として誕生したハイフは、いまでは肌のたるみ改善や小じわ改善などが期待できる施術方法として、美容クリニックやエステティックサロンなどで導入されています。しかしメスを入れることなく、超音波だけで本当に肌のたるみや小じわがケアできるのか疑問を持つ方もいるでしょう。また、安い料金で受けられる施術方法ではないからこそ、施術後はどのくらい効果が持続するのか気になっている方もいるかと思います。

今回は、ハイフ治療で期待できる肌への効果と持続日数、ハイフ治療を行う上での注意点について紹介していきます。ハイフ治療によるリフトアップケアを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

ハイフがもたらす肌への効果

手軽にできるリフトアップケアとして、ますます注目が高まっている「ハイフ」。ハイフ治療は、以下のような肌トラブルを予防・ケアしてくれるものとして期待されています。

  • 毛穴の目立ち
  • たるみによる目の下のくま
  • 顔のたるみ
  • ほうれい線

肌のたるみやほうれい線だけではなく、毛穴も目立ちにくくすることも期待できるため、若々しい印象を目指す方にとっては、とても効率よくケアできる方法といえます。

たるみ、ほうれい線の原因は?

そもそも、なぜ年齢を重ねるごとに「たるみ」と「ほうれい線」ができてしまうのかご存知でしょうか。

私たちの肌は、タンパク質のひとつであるコラーゲンによって潤いを保っています。しかし、コラーゲンは日光など外部からの刺激を積み重ねることによって徐々に減少していきます。閉経後には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減ってしまうことにより、さらにコラーゲンの減少が加速化してしまいます。

その結果、コラーゲンで生成されている皮下組織と表情筋の間にある薄い膜「SMAS筋膜」が緩み、たるみやほうれい線ができてしまうのです。

ハイフ治療では、SMAS筋膜まで超音波による熱エネルギーを当て、コラーゲンの生成を促進します。メスを入れることなく、肌本来の働きを活かしながら、肌のたるみや毛穴の目立ちなどを改善していきます。

ハイフが肌トラブルに効果的な理由・施術の痛みについて

もともと、がんへの治療法として誕生したにもかかわらず、なぜハイフはたるみや小じわなどの肌トラブルの改善が期待できる施術法として注目を浴びるようになったのでしょうか。また、施術中や施術後に痛みがないのかについても気になる方も多いでしょう。

ハイフが肌トラブルに効果的な治療といわれるようになった理由と施術中の痛みの有無について解説していきます。

ハイフが肌トラブルに効果的な理由

先にご説明したとおり、肌のたるみやしわ、毛穴の目立ちは、コラーゲンが減少することで引き起こされます。

ハイフ治療では、SMAS筋膜に超音波によるダメージを与えることにより、コラーゲンの生成を促進します。劣化していた筋組織、靭帯が新たな筋繊維に生まれ変わることにより、肌へ潤いと弾力をもたらします。潤いと弾力のある肌は、引き締まったハリのある肌になるため、たるみや小じわが目立たなくなるのです。

施術中・施術後の痛みは?

施術中や施術後の痛みについて気になる方もいるでしょう。

ハイフ治療では、超音波により熱エネルギーを肌深層部に当てるため、多少ピリピリとした痛みを伴います。ハイフ治療の中でも、1回の照射の範囲が広い「3D型」は、「蓄熱式」「2D型」より痛みを伴うことで知られているため、痛みに弱い方は「蓄熱式」もしくは「2D型」を導入しているクリニックで施術を受けたほうがいいでしょう。またクリニックによっては、施術中に痛みを感じた方には局所麻酔を行ってくれるところもあります。

ハイフ施術中に痛みを感じた場合は、我慢することなく、正直に医師に伝えることをおすすめします。

なお、ハイフは治療中だけではなく、治療後も1週間程度鈍痛が続く場合があります。治療を検討中の方は、そのことも念頭に置き、治療を受けるか決めたほうがいいでしょう。

ハイフの効果はいつまで?持続日数について

ハイフ治療の相場は約3万円〜40万円と決してリーズナブルではありません。そのため、ある程度持続してほしいところですが、ハイフの効果はどのくらい持続するのでしょうか。

ハイフ治療で期待できる効果の持続期間は、一般的に3ヵ月〜6ヵ月といわれており、半年に1回施術を受けることで、ハリと弾力のある肌を保つことが期待できます。

また、肌のターンオーバーの周期は6週間程度であることから、施術直後よりも、施術から1ヵ月を過ぎたあたりからさらに肌の弾力を感じられるようになります。その後、ピークを迎えたコラーゲンは減少傾向にあるため、より効果を持続させたい方は最低でも半年に1回は治療を受けたほうがいいでしょう。

ハイフを行う際の注意点

昨今、医療用ハイフだけではなく、家庭用ハイフを含む非医療用ハイフが出回っていますが、超音波により肌を刺激するハイフ治療は、リスクを伴います。

より安全に肌のケアを行うためにも、ハイフ治療を行う上での留意点について見ていきましょう。

家庭用ハイフは正しく使う

美容クリニックで継続してハイフ治療を行うよりも、リーズナブルかつ手軽にできることから人気を集めている家庭用ハイフ。さまざまなメーカーから販売されており、通信販売等で簡単に入手できます。

一見、セルフケアでリフトアップが期待できる大変魅力的な商品だと思われがちですが、家庭用ハイフには火傷や腫れ、神経に当たって神経損傷を起こすなどのトラブルが報告されています。

また、家庭用ハイフは医療用ハイフより出力が低めに設定されているため、1回だけの使用ではなく複数回のケアを行うことで効果を感じやすいといわれています。短期間での効果を求めていたとしても、メーカーが推奨している使用法以外では使用することがないようにしましょう。

クリニック選びは慎重に

美容クリニック等でハイフ治療を受ける場合は、的確にサポートしてくれ、親身になってくれるクリニックの中から選ぶことをおすすめします。

ハイフ治療の場合、肌の深層部に熱エネルギーで刺激を与えるため、多少なりとも肌はダメージを受けます。クリニックで施術を受けたとしても、火傷や腫れといったリスクが全くないわけではありません。また、施術法によっては痛みを伴うケースもあることから、きちんとリスクや術後の状態などを確認した上で施術を受けることが望ましいでしょう。

クリニック側から積極的にリスクや術後の状態について説明がない場合は、ご自身で尋ねみるのもひとつの手段です。こちらが問いかけた質問に対し、丁寧に回答してくれるクリニックであれば、患者に対して真摯に接する信頼できるクリニックだと判断できるでしょう。

まとめ

肌の弾力を生み出すコラーゲンに刺激を与えることでリフトアップが期待できるハイフ。一度の施術で3ヵ月〜6ヵ月程度は効果が持続するとされます。しかし、徐々に効果を感じにくくなるため、半年に1回程度を目安に、継続してハイフ治療を行うことで弾力のある肌を保つことが期待できるでしょう。

施術法によっては多少の痛みは伴うことがありますが、施術中に痛みを感じた場合は、我慢することなく医師に伝えることが大切です。クリニックによっては、麻酔を行ってくれます。

そして、現在ではさまざまな家庭用ハイフが販売されていますが、家庭用ハイフでセルフケアを実施する場合は、メーカーが推奨している使用回数等を確実に守りながら使用するようにしましょう。

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