毛穴の黒ずみは、クレンジングや洗顔だけでは完全に取り除けないので、毛穴に特化したケアが必要です。

毛穴ケアのひとつに毛穴パックが挙げられますが、毛穴の黒ずみにどのような作用がもたらされるのでしょうか？

ここでは、毛穴パックでケアするメリットと、使用する上での注意点をご紹介します。あわせて、毛穴の黒ずみを防ぐ方法も解説しますので、毛穴の黒ずみに悩む方は、ぜひ参考にしてください。

毛穴パックでケアするメリット

毛穴パックによる黒ずみのケアには、次のようなメリットがあります。

• 短時間で気になる部位の黒ずみ改善に期待できる
• 洗顔では除去できなかった黒ずみ除去に期待できる

それぞれについて詳しく解説します。

短時間で気になる部位の黒ずみ改善に期待できる

毛穴パックにはシートタイプ、塗って洗い流すタイプ、塗って剥がすタイプの3種類があり、いずれの方法も短時間で気になる部位の黒ずみ解消に、期待できるメリットがあります。

一般的にシールタイプの毛穴パックは小鼻を対象としており、塗って洗い流すタイプや塗って剥がすタイプは鼻以外にも使用可能です。

また、塗って洗い流すタイプと塗って剥がすタイプは、自分で使用する範囲が決められるので、1回で広範囲の黒ずみ除去や、効率よく黒ずみの改善も期待が持てる特徴があります。

洗顔では除去できなかった黒ずみ除去に期待できる

毛穴パックの仕組みは、毛穴にシートや洗浄成分が入り込み、角栓を取り除く構造です。それにより、洗顔では除去できなかった黒ずみが減り、基礎化粧品の美容成分が肌に浸透しやすくなります。

また、美容成分の浸透により肌が引き締まり、毛穴詰まりが起きにくくなる作用も得られます。

毛穴パックを使用する上での注意点

毛穴パックを使用する際の注意点は次のとおりです。

• 肌を傷つける恐れがある
• 肌の乾燥を招く恐れがある

それぞれの理由を詳しく解説します。

肌を傷つける恐れがある

毛穴パックは使用方法を誤ると、肌を傷つける恐れがあります。特に貼って剥がすタイプの毛穴パックは作用が期待できる反面、粘着力が強いので、剥がすときに強い刺激を与えます。

また、頻繁に毛穴パックを使用していると、必要な角質まで一緒に剥がれ、肌のターンオーバーが乱れる原因になります。結果として、さらに毛穴が詰まりやすくなる恐れがあるので、肌への刺激を抑えるためにも、決められた使用方法・回数を守りましょう。

肌の乾燥を招く恐れがある

毛穴パックの種類によっては、肌に必要な水分や油分も一緒に取り除き、肌の乾燥を招く恐れがあります。

毛穴パックによる乾燥は、肌のバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れる原因になります。毛穴パック使用後は、乾燥から肌を守るためにも化粧水や乳液などで、しっかり保湿しましょう。

なお、使用中に肌のつっぱり感や痛みがある場合は、すぐに使用を中止してください。

毛穴の黒ずみを防ぐなら美容クリニックでの施術がおすすめ

自己判断により誤ったケアを行うと、毛穴の黒ずみがさらに悪化する恐れがあります。効率よく毛穴の黒ずみを改善するには、美容クリニックでの施術がおすすめです。

黒ずみの原因別に適した方法で施術できる

美容クリニックでの施術がおすすめの理由として、黒ずみの原因別に適した方法でケアできることが挙げられます。

毛穴の黒ずみができる主な原因は、角栓とメラニン色素の2種類に分類されますが、それぞれ対策や改善方法は異なります。

まず、角栓による黒ずみは肌のバリア機能低下による、ターンオーバーの乱れが原因とされています。

一般的に古い角質は、垢となって剥がれ落ちて新しい細胞へと変わりますが、肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が肌に残ったままになるので、毛穴に角栓が詰まって黒ずんで見えます。

美容クリニックであれば、ケミカルピーリングで肌へ負担をかけず、毛穴詰まり解消に期待が持てます。また、ダーマペンと併用すると、より汚れが詰まりにくい毛穴へと近づけます。

ちなみに、ダーマペンとは専用のニードルで肌に微細な穴を開け、肌の自然治癒力を引き出す施術方法で、肌環境を整える作用があります。そして、ケミカルピーリングとは、特殊な薬品を肌に塗布する施術方法で、肌の古い角質を取り除いてターンオーバーを活性化させる働きがあります。

毛穴パックでは期待していたような作用が得られなかった方も、ケミカルピーリングやダーマペンであれば、作用を実感しやすいでしょう。

毛穴が黒ずんでしまうもうひとつの原因として、メラニン色素の活性化が挙げられます。

日焼けや乾燥など外部から刺激を受けた肌は、防衛反応によりメラニン色素を過剰分泌します。その結果、正常に排出できなかったメラニン色素が毛穴周辺で色素沈着し、黒ずみになります。

メラニン色素による黒ずみの場合は、美容クリニックで行っているレーザー治療で改善が目指せます。

レーザー治療とは、黒色に反応するレーザー光でメラニンを破壊する施術方法で、毛穴の黒ずみだけではなく、シミ・そばかすにも作用します。肌の再生機能を高める働きもあるので、毛穴詰まりが起きにくい肌へと近づけます。

なお、美容クリニックでは、毛穴や肌の状態を見て、複数のメニューを組み合わせた施術も実施しています。より短期間で効率よく、毛穴の黒ずみを改善したい方は、美容クリニックでの施術がおすすめです。

肌に大きな負担をかけることなく黒ずみ改善を目指せる

毛穴パックなど自宅でできるケアは、自分の好きなタイミングで毛穴ケアができる反面、方法を誤ると肌に負担をかけるデメリットもあります。また、そのことが原因で肌のターンオーバーが乱れると、さらに毛穴の黒ずみが悪化します。

それに対して美容クリニックでは、肌の状態を確認してから適切な方法でケアするので、肌を傷つけるリスクを回避しながら黒ずみの解消を目指せます。

さらに、黒ずみの原因を把握した上で施術を行うので、黒ずみの根本的な原因を解決へと導き、今ある黒ずみの解消だけではなく、今後黒ずみができにくい肌へと整える作用も期待できます。

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まとめ

毛穴パックのメリットは、自宅で手軽に黒ずみが除去できる点と、洗顔では除去できなかった黒ずみをケアできる点です。しかし、使用方法を誤ると肌に負担をかける恐れがありますので、使用する際には決められた回数・方法を守りましょう。

なお毛穴パックに限らず、自己判断で毛穴ケアを行うと黒ずみが悪化する恐れがあります。肌に負担をかけずに効率よく毛穴ケアを行うには、美容クリニックでの施術がおすすめです。

美容クリニックでは肌の状態を見てから施術方針を決定するので、作用が実感しやすいメリットがあります。

さらに、ケミカルピーリング、ダーマペン、レーザーなど、黒ずみに作用する施術内容を組み合わせて施術できるので、効率よく毛穴の黒ずみが目立ちにくい肌へと近づけます。毛穴詰まりが起きにくい状態も目指せるので、ホームケアの負担も軽減されるでしょう。