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美容医療コラム

整形で目を大きくする方法とは?施術の種類・特徴・ダウンタイムについて解説

 
整形で目を大きくする方法とは?施術の種類・特徴・ダウンタイムについて解説

目は印象を左右するパーツといえます。アイテープや二重のりを使えば目を大きく見せられますが、二重の幅や左右差を合わせるのに苦労している方もいるのではないでしょうか?

目を整形すると理想に近い形を手に入れられるだけではなく、メイクの時間も省けます。

ここでは、整形で目を大きくする施術方法についてご紹介します。各施術方法の特徴や術後のダウンタイムについても解説しますので、美容整形を検討中の方はぜひ参考にしてください。

整形で目を大きくする方法

整形で目を大きくする方法は、大きく分けて次の4つに分類されます。

  • 目を二重に整形する手術…二重まぶた・埋没法、二重まぶた・全切開法
  • 目を開きやすくする手術…眼瞼下垂症手術(がんけんかすいしょうしゅじゅつ)
  • 目の幅を大きくする手術…目頭切開、目尻切開
  • 目のたるみを取る手術…眼瞼下垂症手術、眉下切開

目の状態や希望している目の形によって、施術方法が異なります。術後に「イメージと違った」という事態にならないためにも、施術前に医師としっかり相談しましょう。

より理想に近い目の形にするために、複数の施術方法を組み合わせるケースがあります。

また、施術方法に関わらず、術後は目が腫れる傾向にあります。施術方法だけではなく、ダウンタイムに起こりうる症状についてもしっかり把握した上で、整形手術を行ってください。

目を大きくする施術7通り

整形手術で目を大きくする際、次の施術方法の中から適した方法が行われます。

  1. 二重まぶた・埋没法
  2. 二重まぶた・全切開法
  3. 下瞼開大
  4. 目尻切開
  5. 眉下切開
  6. 目頭切開
  7. 眼瞼下垂症手術

それぞれの特徴について見ていきましょう。

二重まぶた・埋没法

二重まぶたにする埋没法は、まぶたを糸で留める方法です。皮膚を切る必要がなく糸で留めるだけなので、もし希望どおりの二重幅にならなかったとしても修正が可能です。メスを入れることに抵抗がある方に、適している施術方法といえるでしょう。

施術時間は10分〜15分と比較的短く、「プチ整形」に分類されます。まぶたに2箇所糸を通す「1針固定法」と、まぶたに4箇所糸を通す「2針固定法」の2つの施術方法があります。

1針固定法はまぶたが腫れにくいというメリットがある反面、取れやすいというデメリットがあるので、しっかりまぶたを固定したい方には2針固定法がおすすめです。

いずれの方法にしても麻酔を使用するため、基本的に施術中の強い痛みはありません。

しかし、埋没法の場合は術後から時間が経過すると、脂肪やたるみによって二重の幅が狭くなる恐れがあります。半永久的に二重の形をキープしたい方には、埋没法は適していないでしょう。

二重まぶた・全切開法

二重まぶたの全切開法は、二重のラインに沿って皮膚を切開し、皮膚とまぶたを持ち上げる筋肉を縫い合わせて二重にする方法です。

手術中に、まぶたにある余分な脂肪も除去するので、埋没法では二重が定着しなかった方や、腫れぼったい目に悩む方へおすすめです。

皮膚や脂肪を切除するため、痛みが強そうだと思われがちですが、局所麻酔の注射時にチクッとした痛みは感じるものの、施術中は麻酔が効いているので基本的に痛みを感じません。

切開した箇所が二重のラインとなるため、傷跡も残りにくいのが特徴です。

下瞼開大

目尻を下げる施術によって、より優しい目元を演出できる下瞼開大。別名「グラマラスライン」と呼ばれており、つり上がった目を改善したい、可愛らしい目元を目指したい方におすすめです。

下まぶたの3分の1を下方向に引き下げてタレ目をつくる下瞼開大には、「切開法」と「埋没法」2通りの方法があります。

切開法の場合、マーキングした線に沿って皮膚と目の周りにある筋肉「眼輪筋」を切除し、皮膚と縫い合わせます。それに対して埋没法では、下まぶたの結膜から結膜のすぐ裏にある硬い支持組織「瞼板(けんばん)」に糸を通し、瞼板が下がるよう縫合します。

埋没法は、後戻りする恐れがゼロではないため、半永久的な作用を求める方は切開法が適しているでしょう。

いずれの施術方法を選択したとしても、施術中は麻酔を使用しているので強い痛みを伴うことは基本的にありません。また、施術時間は30分程度と短時間で終了します。

ただし、下瞼開大は、左右非対称になる恐れがあります。施術後に後悔しないように、その点を十分に理解した上で施術を行いましょう。

目尻切開

目尻を切開し、白目が見える範囲を広くする施術方法です。切れ長で大きな目にできるだけではなく、タレ目の改善を目指せます。

また、こめかみと目尻の距離が近づくので、小顔に見せる作用も期待できます。

目尻切開法には「単純切開法」「W法」「V-Yフラップ法」の3種類の方法があり、生まれ持った目の特徴や希望する形によって施術方法を使い分けます。

最もシンプルな施術方法である「単純切開法」は、目尻の皮膚と粘膜を横に切開してから縦に縫合する方法で、傷跡が残りにくいというメリットがあります。しかし、後戻りしやすいデメリットがあることから、後戻りを避けたい方は「W法」「V-Yフラップ法」がおすすめです。

「W法」は目尻の皮膚をW型に切開し、上下の皮弁を縫合します。「V-Yフラップ法」は、目尻を切開してまぶたの縁である眼瞼縁の余分な箇所を切除した後、まぶたの表面と結膜を縫合します。どちらの方法も後戻りしにくいというメリットはありますが、単純切開法よりもメスを入れる箇所が多くなるので、しっかり医師と相談しましょう。

眉下切開

上まぶたのたるみを取り除く手術方法「眉下切開」は、別名「アイリフト」と呼ばれており、目つきが悪く見られる、加齢によってまぶたがたるんできた方に適した施術方法です。

施術には1時間程度を要し、麻酔後に眉下のマーキングに沿って切開します。余分な脂肪や厚い皮膚を除去した後に縫合し、ぱっちりと開いた大きな目を目指せます。

切開した傷跡は眉下に隠れるので、時間の経過とともに目立ちにくくなりますが、術後1週間程度は目の腫れや赤みを生じる場合があります。

目頭切開

目頭を切開する「目頭切開」は、幅広い二重に憧れている方、目頭にある蒙古襞(もうこひだ)を除去したい方におすすめです。

また、目頭を切開すると目と目の距離が多少近づくので、左右の目の離れをコンプレックスに感じている方にも適しています。

目頭切開には、「Z法」と「W法」2種類の施術方法があります。「Z法」は術後もとに戻せますが、「W法」は戻せません。「W法」を行う場合は、施術の前にしっかりと施術内容やリスクを理解しましょう。

Z法」は、目頭部分をZ型にマーキングし、麻酔をかけて蒙古襞を切開します。その後、皮弁を入れ替えて、目頭の内側にあるピンク色の部分「涙丘(るいきゅう)」を露出させて、目を大きく見せます。

W法」は「Z法」と同様に、目頭部分へのマーキング後に麻酔をかけて、蒙古襞の余分な皮膚を除去し縫合します。しかしW法では、W型にメスを入れ、Z法よりも多くの皮膚を切除するため、もとの状態に戻すのは難しいとされています。

目頭切開は、細菌に対する抵抗力が弱まっている場合、手術した箇所が化膿する恐れがあります。術後に違和感がある場合は、すぐさま施術を受けたクリニックで診察を受けましょう。

眼瞼下垂症手術

眼瞼下垂症手術は、まぶたの瞼板に付着している「眼瞼挙筋腱膜」を短く縫い付けて、伸縮機能を強化する手術方法です。二重まぶたのラインが変わってきた、まぶたが重く見える方におすすめです。

希望する目の大きさが決まったら、まぶたの上にラインを引き、そのラインに沿って2センチ〜3センチ程度切開していきます。そして、余分な脂肪や皮膚を取り除き、まぶたを持ち上げるときに使う筋肉「挙筋腱膜」を引っ張りだし、瞼板に縫合して皮膚を固定させます。

まぶたの内側にある瞼板に縫合するので、比較的ダウンタイムが短い反面、目の開きによって乾きやすくなるというデメリットがあります。

また、人によっては自律神経の不調が起きるといったリスクを伴います。

整形後のダウンタイムの期間・症状は?

目を整形した場合のダウンタイムの期間、症状について見ていきましょう。

整形後のダウンタイムの期間・症状

整形後のダウンタイムは、施術方法によって異なります。

埋没法は1週間程度で腫れが引くといわれているのに対し、切開法は術後1カ月程度と、埋没法に比べるとダウンタイムが長い傾向にあります。しかも、アイリフトや目頭切開の場合、皮膚を切開するので埋没法よりも腫れやすく、内出血や痛みを伴う恐れも考えられます。できるだけダウンタイムを短くしたい方は、埋没法がおすすめです。

ダウンタイムが経過すると、術後すぐは腫れぼったくて不自然だったまぶたも、腫れが落ち着き、自然な二重まぶたとなります。もし、1か月以上経過しても症状が落ち着かない場合は、クリニックで診察を受けましょう。

術後に腫れにくくするための方法

術後の腫れを抑えるには、二重手術を得意とする医師を選択しましょう。

術後の腫れには出血量も関係しており、出血量が多くなればなるほど、目が腫れてしまいます。手際よく施術をこなし、出血量を抑えられる医師であれば、術後の腫れを軽減できるでしょう。

クリニックを探す際には、知名度が高く定評がある医師や、カウンセリング時に過去の施術例を提示してくれるなどが、検討材料のひとつです。

また、切開法には瞼板前組織だけを処理する方法と、瞼板の前面に付着している「拳筋腱膜」の断端を処理する2通りの方法があります。瞼板前組織だけ処理する方法のほうが術後に腫れにくいといわれていますので、術後の腫れが不安な方はその点も医師に相談してください。

一方、埋没法は切開法より腫れにくいといわれていますが、抜糸するまではまぶたが腫れぼったくなります。通常抜糸まで7日程度要しますが、早めに抜糸すれば腫れが治まるので、腫れがひどいと感じた場合は、1度クリニックに相談してみましょう。

ダウンタイム時は、過ごし方も重要です。切開法、埋没法どちらの方法も、馴染むまで目に違和感がありますが、目をこすると刺激により内出血する恐れがあります。術後は目をこすらないように心がけましょう。

まとめ

整形で目を大きくする方法は、大きく分けて「埋没法」と「切開法」の2つに分類されます。さらに、施術する箇所によって7通りの方法があり、複数の方法を組み合わせるケースもあります。

埋没法はもとに戻せますが、余分な皮膚や脂肪を除去する切開法は、もとに戻せないケースもあるので、整形する際にはしっかりと施術内容を理解した上で行いましょう。

また、ダウンタイムは切開法よりも埋没法のほうが短い傾向にあります。それに対し、切開法は、ダウンタイムは長くても半永久的に大きな目を手に入れられます。できるだけダウンタイムを短くしたい方には埋没法が、持続性を優先したい方には切開法がおすすめです。

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