美容対談シリーズ
えみり
では次です。福田先生がおすすめしない美容整形手術は?
僕があまりやりたくないのは、やっぱり「戻せない手術」。例えば小鼻を小さくしたいとして、切り取っちゃうと元に戻すのは難しいよね。そういう手術もやるけど、なるべくアグレッシブにはやらない。やってみて「足りない」って言われるほうがまだいい。戻せないと患者さんかわいそうじゃない。やったけど足りないだとしたら「ごめんなさいもう一度やらせてください」だけど。戻せない手術をやりすぎるのは絶対まずいですね。
福田
えみり
手術する場所によって度合いも変えているという。
そう。鼻を高くしたいんだったら思いっきり高くしてもいいじゃん。また戻せばいいんだから。思いっきり尖らしたいとかもさ。
福田
えみり
私のことですか(笑)?
そういう戻せるような手術の場合は控えめにしたってまた「もっと」って言われるからさ。別の病院に行って悲惨なことになってもかわいそうだから、そういう場合は理想に付き合えばいいと思ってますよ。でも、戻せないものは慎重にしたいし、僕としてもそういう手術はあまり好きじゃない。
福田
えみり
戻せない手術で言うと小鼻のほかには…。
身体にしてもまぶたにしてもやっぱり切り取っちゃうようなものですよね。二重でも、切り取らなくても縫って何か工夫するだけでもいいと思うんですよ。
福田
えみり
では次の質問ですが、多くの人が美しいとか整っていると思うお顔の法則ってありますか?
ないです!
福田
えみり
ないです(笑)!? あははww
ないと思う(笑)。これは人それぞれだからさ。患者さんに「僕はこれが美しいと思ってるから、こうしたいんだよ」って言ってもさ、その人が良いと思ってるものを変だと思ったとしてもさ、本人がそうしたいならそうしてあげられる医者に僕はなりたい。
福田
えみり
わあ…。患者様の気持ちに寄り添って。
そうやって言うと患者まかせで自分の主張がない医者だと言われるかもしれないけど、まずはリクエストに応えられなきゃ、美しいも何も成り立たないと思う。それもできないことだってあるわけだから。あなたのここのパーツがどうで…とか話すより、その人のなりたい要望がこちらに伝わって、そのとおりのことができるようになりたいなって。
福田
えみり
かっこいいです。でも「福田先生は患者様の要望を徹底的に叶えてくれる先生」と、以前ほかの先生もおっしゃってました。
おお。それいい言い方だね(笑)。
福田
えみり
(笑)。リスペクトしているとおっしゃってましたよ。ではまた次の質問で、予約の取れない福田先生のカウンセリングがどんな内容なのかお伺いしたいです。
予約取れなくないよ! そういうの、絶対よそのクリニックのでまかせだと思います(笑)。
福田
えみり
いや。予約、相当取れなかったです(笑)!
そういう時期もあったのかな。僕のカウンセリングなんて、別に特別なことじゃないじゃないですか。こんな感じ。このままだよね(笑)。
福田
えみり
たしかに(笑)。
「どうなりたいの?あーそうなの、はいはいはい」。こうじゃないですか(笑)。例えばいろんな先生がやっているような、教科書的な図を見せて「このパーツとこのパーツが何対何だから」…とかはあまりしないですね。
福田
えみり
私は、緊張していたからフランクにお話してくださるのですごく話しやすいなと思いました(笑)。先生は本当にこのまま、ですね。
このままがイヤな人もなかにはいるだろうね。この横柄で、なれなれしい態度が(笑)。
福田
えみり
横柄ではないですよ!
でもこれは相性だから仕方がない。だから、先生すごいって言ってくれる人もいるけど、大嫌いって言う人もいますよね。「万人に好かれる」はないですよ。
福田
何でもいいからとりあえずいっぺんやってみゃあ!
えみり
カウンセリングにお写真って持っていったほうがいいですか?
ああ、あなたの写真持ってくる人すごく多いんだけどさ。
福田
えみり
そうなんですね!ありがとうございます(笑)。
10人の写真持ってくるとかはちょっとやめてほしいけどね、何が言いたいのかわからなくなっちゃうから(笑)。まあでも持ってきてもらって、考えをシェアできるのはいいと思います。言葉だけだとやっぱり伝わらないですよね。
福田
えみり
やっぱり、そうですよね!ありがとうございます。では続いて。「美容整形をしたいけど怖い人はすごく多いと思います。福田先生が考える美容整形のメリットとデメリットを教えてください」。
受ける側のメリットだと、それで吹っ切れたって人はやっぱり多いと思うよ。悩んでたけど、これでやっとマスク外せるようになったとか、人前に出られるようになったとか言ってくれる人は本当にいるからね。小説、作り話みたいだけど本当に。「怖い」というのは、まず怖くないのから始めればいいんじゃない? 僕としては、なんでもいいからとりあえずいっぺんやってみゃあ!って。
福田
えみり
カンタンな施術から。
そう。まずは簡単なものを薦めます。せっかく福田慶三のところに来て注射の手術?って顔する人もいるけど、最初はそれでいいんじゃないの?って思います。それでまずやってみて、好きかどうかは決めてほしいもん。どうでしょう?
福田
えみり
そうですね。行動に移すまでが不安なもので、実際オペのことって私たち側はわからないので。その一歩が怖いという気持ちの部分があるのかなって。
いまは、痛みゼロとはいかないけど、注射くらいだったら比較的簡単じゃないですか。で、外科手術と同じような結果が出せるものもあるわけだから。それで少しやってみて、これだけでもこんなに変わるんだって、そんな感じで考えていけばいいと僕は思うけどね。いきなり大手術は僕も薦めないですよ。
福田
えみり
整形というと大がかりなイメージがありますけど、小さなことからでもいいですよね。
だから、なるべく1つ2つくらいで確実に変わる、カンタンなものを薦めますね。
福田
えみり
ダウンタイムが早く終わる方法、美容整形を成功させるために気を付けたほうがいいことってありますか?
ずばり、僕が教えてほしい(笑)! もう仕方ないよね、それくらいのことをやったら。いい方法があったらとっくにやってるよね(笑)。
福田
えみり
おっしゃるとおりですね…(笑)。では最後の質問です。鼻の手術で傷跡が残らない方法はありますか?
鼻の手術は基本そんなに傷跡残らないです、小鼻を切る以外は。前は鼻の中を切る手術が多かったんだけど、切ると言っても鼻柱(=鼻の穴と穴の間)の幅4ミリです。その4ミリだけ、傷があるかないか。その4ミリもないほうがいいとは思うんですが、切らないほうが後々トラブルもあるし手術も余分に時間がかかったりして仕上がりも少し悪いので、我慢してもらって4ミリは切らせてもらうと。でも、鼻の中のことは外から見えないですよね。
福田
えみり
確かにそうですね。
鼻のこの面積の中で4ミリ。まあ小鼻はちょっと話が別ですけどね。…と、こんな感じで良いでしょうか(笑)。
福田
えみり
はい!これで私からの質問は以上になります。今日は本当にありがとうございました!
会えて光栄でした! こちらこそありがとうございました。
福田
あなたが活躍していると聞いて、こちらとしてはとても嬉しいですよ。
福田
えみり
泣けます…(笑)。ありがとうございます。
あなたも自分の患者さんで成功してくれた人の一人なんだけど、他にも街を歩いてて「先生のおかげでめちゃくちゃ稼げるようになりました!」って声をかけられたりするんですよ(笑)。そういうのは嬉しいよね、やっぱり。
福田
えみり
先生に人生を変えてもらった女性はたくさんいると思います。お話したドクターの方々も医師の中でももう神だとおっしゃっていましたし。
そんなことないよ。あなたのおかげです(笑)。
福田
えみり
そんなにすごい先生なのに、お話するとこんな感じでおもしろいです(笑)。
整形を受けたってことはもうカミングアウトしてるわけ?
福田
えみり
はい。自分のYouTubeでもこうして話していて。いままでどの先生に担当していただいたかまではきちんと言ってないんですけど。でもたぶん今日のこの感じでちょっとわかると思います(笑)。見てる人はたぶん察するかなってww
あなたがすごく有名になってることを周りから言われて、「そんな人いるんだ」って勝手に思って聞いてたの。そしたら「いや先生の患者さんですよ」って言われて、嘘だあって思ってたら、そうだった(笑)。
福田
えみり
(笑)。でも本当に、内面まで変えていただいたんです。仕事にもつながりましたし、人生を変えてもらったというか。素晴らしいなと思います、美容整形は。
よかった。本当にね。
福田
えみり
何が変わったかと言うと、目に見えるように売上が。キャバクラ映えする華やかな顔にしてもらったのでより売れるようになりました。当時「小悪魔ageha」がすごく流行ってて、出ないかって声をかけていただけたり。まさか自分がこんな人前に出るようになるとは思わなかったです(笑)。あとは気持ちのうえでも前向きな明るい気持ちになれた気がします。どこかで嬉しくて、見て見て!って自撮りが増えましたww 元々すごく悩んでたわけではなかったけど、それでも美容整形をきっかけに変わっていったのかなって。
そうなのね。しゃべりは昔から良かったんでしょ?
福田
えみり
いや! キャバクラだったので、リアクションで会話してたんです(苦笑)。だからいますごく勉強中です。
確かにリアクションは昔から上手だった。
福田
えみり
え!どんな感じでした? 恥ずかしい、覚えてない(笑)。当時、先生には確か全部お任せした気がします。
だったと思うね。…ちょっと後でカルテ見て見よう(笑)。
福田
対談パートナー
愛沢えみり
BETICA 運営代表
株式会社voyage代表 アパレルブランドEmiriaWizの運営のほか、美容や飲食業のプロデュース、メディア運営等を行っている元歌舞伎町No1キャバ嬢。