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美容医療コラム

毛穴の黒ずみ対策に!おすすめのクレンジング方法を解説

 
毛穴の黒ずみ対策に!おすすめのクレンジング方法を解説

鼻やTゾーンなどの黒ずみが原因で、素肌に自信がない方も多いのではないでしょうか?一度、黒ずみができてしまうと改善までに時間がかかり、メイクで隠すのは難しいでしょう。

「いちご鼻をどうにかしたい」「黒ずみのない透明感のある肌になりたい」など、黒ずみで悩んでいる方は、正しいセルフケアをする必要があります。

そこで、黒ずみの種類や対策、おすすめのクレンジング方法について解説します。

 

毛穴の働きと黒ずみの種類・対策

まずは、毛穴の働きと黒ずみの種類や対策について解説します。どのタイプの黒ずみで悩んでいるのか確認しましょう。

毛穴の働き

毛穴には体内の老廃物を、汗や皮脂と一緒に排出する役割があります。また、分泌された皮脂と汗が合わさって皮脂膜となり、乾燥やホコリなどの外的刺激から肌表面を守っています。

他にも毛穴に付着している立毛筋が、毛穴の開閉をして体温調節します。例えば、体が熱くなると毛穴が開き、汗をかきやすくして体を冷やします。スポーツや夏場などに汗をかきやすいのは、この立毛筋が働いているからなのです。

しかし、Tゾーンなどの毛穴の多い部分は、毛穴が活発に動いているため、皮脂の過剰分泌や角質の汚れなどの肌トラブルが多くなりがちです。

毛穴でお悩みの方は「なぜ毛穴があるの?」と思ってしまいますが、私たちが生きていく上で毛穴は重要な役割を果たしています。

黒ずみの種類・対策

黒ずみには4つのタイプがあります。タイプ別に黒ずみの特徴と対策を解説します。

黒ずみ毛穴

紫外線、過度なケア、代謝の低さなどが原因で、メラニンが蓄積されている状態です。毛穴自体に汚れはありませんが、メラニンの沈着により黒ずんで見えます。

セルフケアでは、メラニンの排出や生成の阻止が大切です。ゴシゴシとクレンジングをすると余計に皮膚に刺激を与え、メラニン色素が増えてしまうので注意しましょう。

他にも適度な運動で新陳代謝を高めると、肌のターンオーバー(肌の新陳代謝)が促進されメラニンの生成や蓄積を抑えることができます。

開き毛穴

開き毛穴とは、過剰な皮脂分泌による毛穴の広がりが原因で、ぽっかり空いたところが影になって見える状態です。また、肌の水分と油分のバランスが崩れて乾燥すると、過剰に皮脂が分泌されます。脂性肌と脂性乾燥肌の方によく見られます。

お手入れのし過ぎも原因のひとつなので、1日に何度もクレンジングや洗顔をしないようにしましょう。角質層細胞間脂質(※1)やMNF(※2)を損なわないクレンジングと、油分の少ない乳液などの保湿を、バランスよく行うことが大切です。

(※1)角質層細胞間脂質:セラミド・脂肪酸・コレステロールなどでできている脂質

(※2)MNF:「天然保湿因子」と呼ばれ、アミノ酸などから作られる保湿成分のひとつ

詰まり毛穴

過剰分泌された皮脂、古い角質、メイク残り、ホコリなどによって角栓ができている状態で、さらに酸化すると黒ずんで見えます。

セルフケアのポイントは、古い角質が毛穴を塞がないように角質ケアをすることです。クレンジングは1日1回、洗顔は1日2回で、メイク汚れやほこりをしっかりと取り除きましょう。開き毛穴と同様に、1日に何度も洗うと乾燥を招きます。洗顔後は、抗酸化作用のあるビタミンC誘導体配合の化粧品を使って、皮脂分泌を抑えるようにしましょう。

クレーター毛穴

ニキビ跡が凹んで、影のようになり黒ずんで見える状態です。また、毛穴の角栓が気になり自分の指で無理に押し出そうとして、肌を傷つけてしまうのも原因のひとつです。

一度クレーター状に凹みができてしまうと、セルフケアでは限界があります。美容クリニックへ相談し、プロの力を借りて改善するのも手段のひとつです。

クレーター毛穴を防ぐには、普段からのニキビケアが大切です。睡眠不足やストレスなどでもニキビができやすくなるので、生活習慣も見直してみてください。

また、できてしまったニキビは炎症を起こしている状態です。その状態で紫外線を浴びるとメラニンが活性化し、色素沈着を起こすため、日焼け止めなどで紫外線対策をしましょう。

 

黒ずみ対策におすすめのクレンジング方法

前述で黒ずみのタイプを4つ解説しましたが、当てはまるものはあったでしょうか?

黒ずみ対策に必要なのは、正しいセルフケアです。

そこで、黒ずみ対策におすすめのクレンジング料の選び方や、正しいクレンジング方法を解説します。

メイク別おすすめのクレンジング

毛穴の黒ずみを防ぐクレンジングは、汚れや油分を落とすことが大切です。仕事のある日はばっちりメイク、休みの日はナチュラルメイクなど、曜日によってメイクの濃さが変わる方もいるので、クレンジング料は使い分けたほうが肌への負担が少なくなります。

また、クレンジング料は、保湿成分があるものをおすすめします。乾燥は毛穴の状態を悪化させる原因となるため、保湿ケアも重要です。

メイクによってクレンジング料を選び、メイクの落とし残しや肌に負担がかからないようにしましょう。

メイク別おすすめのクレンジングは以下の通りです。

  • ナチュラルメイク(パウダーファンデや色付きリップを使用)…ミルク、クリーム、水性ジェルタイプ
  • ばっちりメイク(リキッドファンデやマスカラを使用)…オイル、リキッド、バーム

シート・ふき取りタイプは、摩擦による肌のダメージがあるので、黒ずみ対策として基本的におすすめしません。

クレンジングの正しい方法

クレンジングは、肌をゴシゴシとこすらずに優しく洗うことがポイントです。摩擦によって乾燥を引き起こし、角質層に負担をかけるからです。

クレンジング料に含まれる界面活性料や、熱すぎるお湯を使ってのクレンジングも乾燥を引き起こすため、ぬるま湯(32℃前後)を用いて短時間(30秒〜1分)でクレンジングを終わらせましょう。

クレンジング前に蒸しタオルを使うと、クレンジング料とメイクの汚れがなじみやすくなるのでおすすめです。また、ノーメイクの日でも日焼け止めを塗ったら、クレンジングをしましょう。

クレンジングの正しい流れ

(1)蒸しタオルを5分〜10分、顔にのせる

(2)清潔な手にクレンジング料を(適量)出す

(3)皮脂分泌の多いTゾーンからのせる

(4)顔全体に優しく指でクレンジング料をなじませる

(5)ぬるま湯で流す

(6)洗顔料でW洗顔をする

(7)しっかりと保湿をする

クレンジングの使用量は商品によって異なるため、表示に沿って適量を使うようにしましょう。

洗顔のあとは肌に潤いを与え、毛穴を引き締める化粧水をしつつ、肌を保護する油分の少ない乳液でしっかりとケアしてください。

 

黒ずみが悪化する間違ったクレンジング方法

黒ずみが気になると、セルフケアをやり過ぎてしまうという方もいるでしょう。しかし、毛穴が気になるからといって指や爪、ピンセットなどで、無理やり毛穴の詰まりを取ろうとするのは、肌を傷つけてしまうのでNGです。

また、1日に何度も洗顔したり、スクラブ(細かい粒子が入った洗顔料)などで肌を刺激したりするようなクレンジングも間違った方法です。乾燥を招く行為や過剰なセルフケアは、余計に毛穴が詰まりやすくなり、黒ずみの原因になるため注意しましょう。

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まとめ

黒ずみで悩んでいる方は、正しいセルフケアをする必要があります。自分の黒ずみタイプに応じた対策や、おすすめのクレンジング方法をぜひ実践してみてください。

セルフケアで黒ずみの改善が見られないようであれば、美容クリニックへ相談してみましょう。特にクレーター毛穴は、セルフケアではなかなか改善されません。

美容クリニックでは、毛穴洗浄やレーザーなどさまざまな施術があります。無理にセルフケアを続けると悪化する場合があるので、ぜひ活用してみてくださいね。

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