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お腹の脂肪吸引における施術の流れを解説! ダウンタイムの過ごし方・注意点は?

 
お腹の脂肪吸引における施術の流れを解説! ダウンタイムの過ごし方・注意点は?

この記事の概要

お腹の脂肪吸引における施術の流れと脂肪吸引できる部位、ダウンタイムの過ごし方および注意点をご紹介します。

短期間でくびれたウエストを目指せる方法のひとつに、脂肪吸引があります。しかし、脂肪吸引は施術できる部位が決まっているので、気になる部位すべてが施術できるとは限りません。

ここでは、お腹の脂肪吸引時に施術できる部位とあわせて、施術の流れや注意点についてご紹介します。ダウンタイム中の過ごし方についても解説しますので、お腹の脂肪吸引を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

お腹の脂肪吸引における施術の流れ・施術できる部位

お腹の脂肪吸引における施術の流れ、施術できる部位を紹介します。

お腹の脂肪吸引における施術の流れ

お腹の脂肪吸引当日は、次の流れに沿って施術を行います。

  1. カウンセリング
  2. 診察
  3. デザイン
  4. 麻酔
  5. 施術

施術前にカウンセリングを実施します。脂肪吸引で不安な点がある場合は、この時点できちんと医師に伝えましょう。また、希望するイメージを医師とすり合わせることも大切です。

カウンセリング後は診察を受け、脂肪吸引を行う箇所のデザインを行います。失敗のリスクを避けるためにも、医師と細かく相談しながらデザインを決めましょう。

そして麻酔後に施術を行います。施術時間は脂肪の量や施術する部位の数によって異なりますが、30分~2時間程度です。

なお、施術では皮膚を切開後、カニューレと呼ばれる細い管を皮下に挿入し、脂肪を吸引します。術後に切開口から出血し、服に付着する恐れがあるので、施術当日は前開きでゆとりのある、汚れてもいい服の着用をおすすめします。

また、術後1時間程度の経過観察を行った後に帰宅となりますが、施術当日は車の運転はできないので、交通機関を利用しましょう。

お腹の脂肪吸引で施術できる部位

お腹の脂肪吸引では、上腹部・下腹部・側腹部の3つの部位が施術可能です。それぞれの部位につき2箇所切開後、カニューレを挿入して脂肪を吸引します。

なお、背中の脂肪吸引も同時に行うと、さらに美しいくびれが目指せます。

お腹の脂肪吸引で起こりがちなダウンタイムの症状

激しい運動や食事制限をせず、理想に近いスタイルが目指せる脂肪吸引ですが、ダウンタイム期間中にさまざまな症状が現れる恐れがあります。

お腹の脂肪吸引におけるダウンタイムの症状と、過ごし方をご紹介します。

ダウンタイムの症状

お腹の脂肪吸引時は、局部麻酔を行うので痛みを感じにくいですが、施術後のダウンタイム期間中に、次の症状が現れる恐れがあります。

  • 痛み
  • 腫れ
  • 内出血
  • むくみ
  • 拘縮(こうしゅく)

脂肪を取り除いた際に周辺組織が傷つき、痛みや腫れが生じます。痛みと腫れどちらも麻酔が切れてから3日後をピークに1週間程度で落ち着きますが、もし症状が治まらない場合は医師へ相談しましょう。ちなみに、脂肪吸引における痛みは、筋肉痛のような痛みだと表現されます。

内出血に関しては、皮下脂肪を吸引した影響により、溜まった血液が皮膚の表面近くに移動することが原因で起きます。むくみに関しては、術後に血液循環が悪化する影響で、体内の不要な水分が排出されずに生じます。いずれの症状も、痛みや腫れと同じく麻酔が切れてから3日後をピークに、1週間程度で治まります。

なお、肌の表面が凸凹したり、硬くなったりする「拘縮(こうしゅく)」は、脂肪吸引で生じた脂肪と皮膚表面にできる隙間が原因です。一般的に1カ月~3カ月程度で症状が治まるとされていますが、3カ月を経過しても症状が治まらない場合は、クリニックを受診したほうがいいでしょう。

ダウンタイム期間中の過ごし方

ダウンタイムを長引かせないためにも、ダウンタイム期間中の過ごし方は重要です。

まず、ダウンタイム期間中は、飲酒を避けましょう。飲酒により血流がよくなり過ぎると、腫れや内出血が長引く原因になります。お酒にはむくみを助長する作用もあるので、少なくとも術後1週間の飲酒は避けましょう。

なお、激しい運動も血流を促進させ、腫れや内出血が長引く原因になります。運動を行う場合は、術後3週間程度経過してからはじめてください。

その他にも、ダウンタイム期間中の喫煙も望ましくありません。喫煙の影響で血管が収縮すると血流が悪化し、水分を排出する機能が低下します。よって、むくみが悪化してダウンタイムの症状が長引く原因となります。

ちなみに、マッサージは拘縮の改善を助けるといわれていますが、術後すぐに行うと内出血や痛みが強くなる恐れもあります。また、自己判断で行動すると、症状の悪化につながる恐れがあるので、術後の経過で気になることがある場合は、医師に相談しましょう。

お腹の脂肪吸引における注意点

お腹の脂肪吸引における注意点についてご紹介します。

内臓脂肪が多い方は期待しているような作用が現れにくい

脂肪吸引は皮下脂肪のみを吸引するので、内臓脂肪が多い方は思ったような作用が得られない場合があります。

なぜ、内臓脂肪の吸引は行えないのでしょうか?それには、内臓脂肪の構造が関係しています。内臓脂肪は胃や腸などの内臓を覆うように存在し、それを吸引するとさまざまなリスクを伴います。場合によっては内臓を傷つける恐れもあるので、施術できないとされています。

なお、内臓脂肪は筋肉の下にあるので手で掴めないのに対し、皮下脂肪は筋肉の上にあるので手で掴めるといった違いがあります。

医師の技量に仕上がりが左右される

お腹の脂肪吸引は、医師の技量で仕上がりに差が出ます。クリニックを選ぶ際には、必ず医師の過去の症例やクリニックの口コミを確認しましょう。

医師のスキル不足により、次のような失敗が起きる恐れがあります。

  • 左右のバランスが異なる
  • 吸引後の皮膚がたるむ
  • 表面が凸凹になる
  • 脂肪吸引した箇所の作用が実感できない

これらは医師のスキル不足でデザイン力が乏しく、吸引すべき脂肪と残すべき脂肪の判別ができていないことが原因で起きます。

ただし、患者の希望どおりに吸引した場合も、左右のバランスが異なったり吸引後の皮膚がたるんだりと失敗するリスクが高まります。部位によって適切な吸引量はある程度決まっているので、患者の希望だけで脂肪吸引しようとするクリニックは避けたほうがいいでしょう。

お腹の脂肪吸引時には、仕上がりにおけるミスマッチを防ぐためにも、複数のクリニックでカウンセリングを受け、納得のできる医師を探しましょう。

脂肪吸引のデメリット・失敗例を紹介! 失敗を避けるための方法とは

まとめ

お腹の脂肪吸引は、上腹部・下腹部・側腹部の3つの部位であれば施術可能です。部位によって異なりますが、30分~2時間程度で施術は完了します。

なお、施術後はダウンタイム期間中に、腫れや拘縮といった症状が現れる恐れがあります。一般的に1週間~3カ月程度で落ち着きますが、改善しない場合は医師に相談しましょう。自己判断で対応すると、症状が悪化したり長引いたりする恐れがあります。

また、お腹の脂肪吸引は、皮下脂肪のみ施術対象となっており、内臓脂肪に対する施術は行えません。内臓脂肪が多い方は、思ったような作用が得られないでしょう。

そして、脂肪吸引は医師のスキルによって仕上がりが左右されます。クリニックを選ぶ際は、複数のクリニックの無料カウンセリングを受けて慎重に選びましょう。

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