美容医療コラム
この記事の概要
ゼオスキンとは、医療機関向けのスキンケアブランドです。ゼオスキンの製品は化粧水や美容液など複数あります。ゼオスキンの概要や製品、配合成分の特徴について紹介します。
さまざまな状態の肌を健康な状態へと導くゼオスキンは、医療機関でしか買えないスキンケアブランドです。ゼオスキンの製品は化粧水や美容液など複数あり、医師の指導を受けながら使用します。しかし「いきなり医療機関に行くのは緊張する」「なぜ医療機関でしか買えないの?」と思っている方も多いはず。
そこで、この記事ではゼオスキンとは何か、どんな方に向いているのか、特徴やアイテムについて解説します。ゼオスキンに興味はあるけれどあまり知らない方、いまの肌質を改善したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ゼオスキン(ZO SKIN HEALTH)とは、スキンケア分野で高い評価を得てきたゼイン・オバジ医師が35年以上に渡る研究を経て開発した医療機関向けのスキンケアブランドです。シミ・肝斑・ニキビ跡などの肌トラブルを、化粧水や美容液を使用することにより、美しく健やかな状態へと導きます。
医療機関でしか買えないスキンケアブランドなので、医師のカウンセリングや診察が必要となります。医師がゼオスキンの使用の指導からスキンケアプログラムまでを提案しますので、本気で肌悩みを改善したいと思っている方や、ホームケアアイテムの選び方に不安がある方におすすめです。
ゼオスキンは、いまの肌質を改善したいと考えている方に向いています。
例えば、
などです。
いまの肌質を改善したい方は、ゼオスキン取扱いの医療機関で医師の診察を受けてみましょう。
ゼオスキン製品にはどのような特徴があるのでしょうか。ここではとくに重要な3つの成分を解説します。
トレチノインは、オールトランスレチノイン酸とも呼ばれます。ビタミンAであるレチノールの誘導体で、肌に塗ると古い細胞が自然と剥がれ落ち新しい細胞ができるサイクル、すなわちターンオーバーを促します。
トレチノインはターンオーバーのサイクルが非常に早く、肌の炎症や皮むけなどの副反応も報告されています。アメリカではしわ・ニキビの治療医薬品としてFDA(アメリカ食品医薬品局)の許可を受けており、日本では一般の化粧品には入れられない成分です。
短期間でのターンオーバーが期待できる成分ですが、皮むけなどの副反応があるので、医師の指導を受けながら正しく使用していく必要があります。
ゼオスキンに含まれるビタモンA群は、パルミチン酸レチノールとレチノールです。
パルミチン酸レチノールは、皮膚のターンオーバーをゆっくり促進する働きがあり、肌のハリや潤いを保ち、紫外線から肌を守ることが期待できます。加えて、皮脂の抑制や毛穴の詰まりを防ぐ作用も期待できます。ターンオーバーをゆっくり促進することから、皮むけや赤みの副作用はあまりみられません。
レチノールは近年注目を集めるエイジングケア成分の一つです。パルミチン酸レチノールより肌への働きかけが大きいといわれており、ゼオスキンはレチノールの濃度と浸透のしやすさにこだわって配合しています。
ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素の生成を防ぐ働きがあり、ニキビ跡の色素沈着やシミの改善が期待できます。
ハイドロキノンは高濃度で使用すると肌トラブルを起こしやすいので、ゼオスキンは約4%のハイドロキノン濃度で配合しています。
以上の3つの成分の他に、ゼオスキンではオリジナル複合成分も使用しています。
ZCORE™…バイオミメティックテトラペプチド(整肌成分)、スイートイエロークローバー(整肌成分)
ZOX12®…ビタミンA(整肌成分)、ビタミンC(製品の抗酸化剤)、ビタミンE(皮膚保護剤)
ZO-RRS2®…ニガハッカ(皮脂保護剤)、エーデルワイス(整肌成分)
ZPRO®…フサフジウツギ(整肌成分)、加水分解セリシン(整肌成分)
このように、長年の研究を経て導いた成分がゼオスキンには配合されているのです。
最後に、ゼオスキンの製品をご紹介します。製品の特徴についても簡単に記載しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ハイドレーティングクレンザー
(普通~乾燥肌) |
敏感肌にも使えるしっとりとしたクリーム状洗顔料 |
ジェントルクレンザー
(オールスキン) |
肌の水分をキープ、余分な皮脂や汚れを取り除くジェル状洗顔料 |
エクスフォリエーティングクレンザー (普通~脂性肌) |
マイクロビーズ、カプセル化ビタミンE(製品の抗酸化剤として、酢酸トコフェロール)配合、皮脂や汚れを取り除くジェル状洗顔料 |
エクスフォリエーティングポリッシュ (角質ケア) |
微粒子スクラブで肌の不純物や古い角質を取り除く |
バランサートナー
(オールスキン) |
肌のpHバランスに着目、角質層のすみずみまで浸透する美容クリーム |
デイリーPD | レチノール(整肌成分)、パルミチン酸レチノール配合(整肌成分)、キメの整ったハリのある肌へ導く |
RCクリーム | レチノール(整肌成分)、パルミチン酸レチノール(整肌成分)、セラミドNG(整肌成分)配合、バリア機能をサポートしなめらかな肌へ導く美容クリーム |
ミラミン | ハイドロキノン(整肌成分)配合、透明感のある明るい肌印象へ導く |
ミラミックス | ハイドロキノン(整肌成分)配合、透明感のある明るい肌印象へ導く(医師の判断で処方薬と併用する場合あり)
|
シーセラム | ピュアビタミンC(製品の抗酸化剤として、アスコルビン酸)配合、乾燥など外的ダメージから肌を守り、透明感のある肌へ導く |
ブライタライブ | キメの乱れによる肌のくすみ、色むらが気になる方に
透明感のある輝きに満ちた明るい肌印象へ導く
オリジナル複合成分:ZOX12® |
ARナイトリペア | バイオテクノロジー「オレオソーム」がレチノール(整肌成分)を角質層のすみずみまで浸透させ、ハリ・ツヤのある肌に導く
オリジナル複合成分:ZO-RRS2® |
Wテクスチャーリペア | キメを整え、ハリのあるみずみずしい印象を目指すレチノール(整肌成分)配合の美容クリーム
オリジナル複合成分:ZPRO®、ZCORE™ |
スキンブライセラム0.5 | レチノール(整肌成分)とビタミンC(パルミチン酸アスコルビル、アスコルビルグルコシド)配合で、キメを整え、ふっくらハリのある肌へ導く |
スキンブライセラム0.25 | レチノール(整肌成分)とビタミンC(パルミチン酸アスコルビル、アスコルビルグルコシド)配合で、キメを整え、ふっくらハリのある肌へ導く |
ファーミングセラム | 肌を引き締め、ハリのあるみずみずしい肌印象へ導く
オリジナル複合成分:ZCORE™、ZO-RRS2® |
Gファクターセラム | お肌のエイジングケア※をサポート、ハリを向上させる
オリジナル複合成分:ZPRO® |
サンスクリーンプラスプライマー (顔用) |
SPF30、クリームタイプ
オリジナル複合成分:ZOX12® |
BSサンスクリーン
(ボディ、顔用) |
SPF50、クリームタイプ、UV-A、UV-B、ブルーライト、近赤外線から肌を守る
オリジナル複合成分:ZOX12® |
パウダーサンスクリーン | SPF30、携帯用パウダータイプのサンスクリーン、余分な皮脂を抑え、テカリのない明るい肌へ整える
オリジナル複合成分:ZOX12® |
ハイドラファーム
(アイケア) |
年齢の出やすい目元が気になる方用、明るくハリのあるスッキリした目元へ導く
オリジナル複合成分:ZPRO® |
PSリファイナー
(皮脂ケア) |
皮脂バランスに着目、肌にハリや弾力を与えみずみずしい印象へ導く
オリジナル複合成分:ZOX12®、ZO-RRS2® |
ボディエマルジョン
(ボディケア) |
ボディのハリやキメの乱れによるくすみをケアし、潤いのあるなめらかで透明感のある肌へ導く
オリジナル複合成分:ZOX12® |
※年齢に応じたうるおいケアのこと
(参照:https://www.cutera.jp/zoskinhealth/downloads/products_pdf/202109_zo_brand-book.pdf)
いずれの製品も、医師の指導に従い使用する必要があります。
さまざまな状態の肌を健康な状態へと導くゼオスキンの製品は、前述の一覧にもあるように化粧水や美容液など複数の製品があります。
使用方法を誤ると肌の赤みや皮むけなどの副反応が出る場合があるので、医師の指導を受けながら使用しましょう。
いまの肌を改善したい方、肌を健康にしたい方は、医療機関でぜひ相談してみてください。