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美容医療コラム

気になる目の下の脂肪を取る方法とは?できる原因と取る方法をあわせて解説

 
気になる目の下の脂肪を取る方法とは?できる原因と取る方法をあわせて解説

この記事の概要

目の下の脂肪は生まれつきと加齢によるものに分けられ、セルフケアだけでの改善は困難です。美容整形ではさまざまな施術方法で、目の下の脂肪を取る治療を行っています。目の下に脂肪ができてしまう原因と取る方法を解説します。

最近、家族や知人から「疲れているの?」「寝不足?」と、指摘される機会が増えていませんか?もしかすると、目の下にふくらみやたるみができているからかもしれません。今回は、目の下に脂肪がつく原因と改善方法について解説します。

目の下のふくらみやたるみは脂肪かも

目の下にできたふくらみやたるみに自分で気がつく人は意外と少なく、周りから「最近疲れているの?」「寝不足?」と指摘されるケースがあります。

この目の下に現れるふくらみやたるみの原因の一つは、目の下の脂肪です。多くの人は10代頃から目の下にふくらみが現れます。目の下の脂肪は、目尻側から外・真ん中・内と3つの部位に分かれており、このバランスが崩れると目の下が凸凹になります。その凸凹によって影が生じるため、目元が暗く見えたり、顔全体の印象が老けたように見えたりするのです。

目の下の脂肪の原因

目の下にある脂肪の原因は大きく分けると、加齢と生まれつきの2パターンありますが、原因は一つだけではなくいくつかの症状が重なっているケースがほとんどです。それぞれのパターンを確認してみましょう。

もともとある場合

生まれつき目の下の脂肪が多い方もおり、この目の下の脂肪を眼窩脂肪(がんかしぼう)といいます。また、目の周りには眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる、上まぶたから下まぶたにかけてドーナッツ状に存在する筋肉があります。この眼輪筋は眼球を支えている筋肉で、この筋力が生まれつき弱い方も目の下が緩みやすく、ふくらみやたるみのある状態になります。10代、20代の頃から目の下がふっくらとしていた方は、このパターンの可能性が高いです。

加齢による場合

目の下のふくらみやたるみが加齢による場合は、眼精疲労やドライアイなどによる眼輪筋の衰えや、肌のハリや弾力の低下が原因です。

眼輪筋は加齢ともに、少しずつ弱くなっていきます。眼輪筋の筋力低下で眼球を支えられなくなると眼球が下がり、眼窩脂肪が押し出され目の下がふくらんでしまいます。

さらにパソコンやスマートフォンなど、長時間使用による眼精疲労やドライアイの悪化は、眼輪筋が固まってしまい筋力の弱まり方に拍車をかけます。

また、肌のハリや弾力も加齢とともに低下していきます。これは肌のターンオーバー(肌の新陳代謝)の周期が若いときと比べて長くなり、肌の水分量も少なくなってしまうからです。水分を十分に貯水できなくなった肌はたるみやシワができやすくなり、目の下がブルドックのような状態になります。

【症状別】目の下のふくらみ・たるみ

目の下のふくらみやたるみは大きく分けて3つのタイプがあり、症状によって施術方法が異なります。タイプ別にどのような症状があるのか、それぞれ見ていきましょう。

ハの字型

下まぶたと頬の間には、メーラーファットという皮下脂肪の塊があります。この皮下脂肪が生まれつき少なかったり、垂れ下がったりすると目の下にハの字型のふくらみやたるみができます。

ハの字型タイプは、脂肪注入やヒアルロン酸注入のみでは改善しづらい場合があり、その際はこの後に紹介する経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)と、脂肪注入を同時に施術するケースが多いです。

目元全体型

目元全体型は日本人に一番多いタイプで、加齢が原因で眼輪筋が衰えから、目の下の眼窩脂肪が飛び出てしまう症状です。目の下全体がふくらみやたるみを帯びるので、周りに老けた印象や疲れ顔といった印象を与えます。

加齢が原因で引き起こされる症状ですが、もともとの頬骨の形状や角度が関係している場合もあります。

目元全体型タイプは経結膜脱脂法か、経結膜脱脂法と脂肪注入の同時施術で改善を目指します。

混合型

混合型は目の下のふくらみやたるみのほかに、へこみも混合しているという症状です。こちらも、加齢により眼輪筋が衰えにより、目の周りの脂肪が前に押し出されてしまうのが原因です。眼窩脂肪が押し出された状態は、目元全体型よりも脂肪の量が多いためふくらみやたるみも大きくなり、その分へこみも目立ちやすいです。

混合型タイプは経結膜脱脂法のみの施術を行うと、へこみによってできたクマが目立つ可能性があります。ふくらみがそこまで大きくない場合は、ヒアルロン酸注入との併用である程度の改善が見込めます。

目の下の脂肪を取る方法

美容整形で目の下の脂肪を取る方法は、切開を伴うものと伴わないものに分けられます。どのような施術方法があるのか確認してみましょう。

経結膜脱脂法

経結膜脱脂法とは、下まぶたにできたふくらみの中にある眼窩脂肪を除去する施術です。下まぶたの裏側を1センチ程切開し、そこから目の下に飛び出た余分な眼窩脂肪を取り出します。下まぶたの裏側を切開するので、肌表面に傷はできません。

施術時間は20分程度で施術後の腫れが少なく、抜糸も必要ありません。余分な脂肪を取り出すため、すっきりとした目元を目指せます。

経結膜脱脂法+脂肪注入

経結膜脱脂法で目の下の脂肪を除去したあと、肌表面から脂肪を注入する施術方法です。経結膜脱脂法のみでは目の下のふくらみを取っただけなので、目の下と頬の境目に溝が残るケースがあります。

注入する脂肪は目の下から取り出した脂肪や、自分の下腹部または太ももの内側などから採取したものです。自分の脂肪なので安全性が高いとされていますが、事前に定着率を向上させるために不純物を限界まで取り除いたものを使用します。

ヒアルロン酸注入

目の下のふくらみやたるみが大きくへこみが目立つ場合に、肌表面からヒアルロン酸を注入する施術方法です。注射を用いての施術で切開を伴いません。

へこんだ部位にヒアルロン酸を注入して皮膚を持ち上げ、凸凹した目の下の皮膚を均等にするようなイメージでへこみの改善を目指します。注入されたヒアルロン酸は、徐々に体内に吸収されます。しかし、吸収されてしまうからこそ、年に1回程度の間隔で注入を行わなければ状態を維持できません。

ハイフ(高密度焦点式超音波)

ハイフは、肌の自己再生力を利用した施術方法です。超音波を使用し、切開を伴わないので切り傷はできません。

超音波を目の下の気になる部位に照射すると、熱エネルギー(およそ60℃~70℃)が皮膚内部にピンポイントで伝わります。すると照射された部位の肌内部に熱損傷が起き、たんぱく質が縦方向に収縮します。この傷を修復するために、コラーゲンやエラスチン(コラーゲンを支える弾性繊維)の生成が促進されます。個人差はありますが、1回の施術でも改善を感じられる場合が多く、肌の切開に抵抗がある方に人気です。

まとめ

目の下の脂肪ができてしまう原因は、生まれつきと加齢によるものです。また、その症状もタイプ別に分けられ、改善が見込める施術方法にも違いがあります。

美容整形でできる施術方法は切開を伴う方法と伴わない方法がありますので、自分のタイプや症状を確認しつつ、医師と相談の上で施術を行いましょう。

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