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美容医療コラム

SNSでも話題のダーマペンとは?効果や施術中の痛みについて解説

 
SNSでも話題のダーマペンとは?効果や施術中の痛みについて解説

この記事の概要

ダーマペンは肌に刺激を与え、自己再生力を利用して肌質の改善を目指す治療法です。この記事では、ダーマペンとは何か?効果や施術中の痛みについて解説します。

美容クリニックで使用されるダーマペンは、微細な針で肌に刺激を与え、肌再生を促進させる治療法です。小じわ、毛穴の開き、ニキビ跡などの改善が期待できる治療法として、SNSで話題となっています。しかし、「肌に針を刺すのは痛くないか?」「ダーマペンは知っているけれど、どのような施術や効果なのかよくわからない」という方も多いでしょう。

そこでダーマペンの効果、施術中の痛みについて詳しく解説していきます。

ダーマペンとは?

ダーマペンとは、肌の再生力を応用した治療法です。

ダーマペンの微細な針で、肌の表面に小さな穴を開けて刺激を与えると、肌はその穴を修復しようと活性化します。線維芽細胞(せんいがさいぼう:美容成分を作り出す細胞)からコラーゲンやエラスチン(コラーゲンを支える弾性繊維)などが生成され、小じわ、毛穴の開き、ニキビ跡などの肌トラブルに働きかけます。

また、ダーマペンによる微細な穴に美容成分が素早く入り込みやすくなるのも、ひとつの特徴です。作用は針の到達する深さによって異なり、症状や希望に合わせて0.1mm単位で調整が行えます。

ダーマローラーとの違い

ダーマローラーは、極細の針が約200本付いたローラーを肌の上で転がす治療機器です。ダーマペンとダーマローラーは、針で肌を刺激し再生能力を利用する仕組みは同じですが、ダーマローラーは人の手で転がして肌にあてるので、角度や力加減によっては針が刺さる深さや施術範囲にバラツキが出てしまいます。そのため、出血や赤みなどが出やすく、ダウンタイムも長くなる恐れがあります。針の調整も細かくできないので、目の周囲や小鼻などの施術には適していません。しかし、ローラー状なので、広範囲の施術はダーマペンに比べて短時間で行えます。

ダーマペン3とダーマペン4の違い

従来のダーマペン3は、12本の針が先端に付いており、1秒間に開ける穴の数は1,300個でした。それに対してダーマペン4は、16本の針で1秒間に1,920個の穴を開けられるよう改良されています。深さは0.25mm~2.5mmの範囲で調整でき、針の最大深度も従来の2.5mmから3.0mmになりました。

また、痛みや不快感を軽減できるように、オートマチックバイブレーション機能を搭載しています。針穴は数分から数時間でふさがるので、皮膚への負担が少なくなっています。

ダーマペンの効果とは?

ダーマペンは主に「毛穴・肌の引き締め」「シミ・くすみの改善」「ニキビ跡の改善」が期待できます。顔だけではなく、年齢の出やすい首のシワや質感に対しても働きかけます。1回の施術で変化を感じる方もいますが、平均的に3~4週間ごとに5回ほどの施術で肌の仕上がりを実感する方が多いようです。

また、レーザー治療が難しい褐色肌や色素沈着が強い方でも施術可能です。

 

以下の悩みがある方は、ダーマペンの治療がおすすめです。

  • 毛穴の開きが気になる
  • 肌のたるみが気になる
  • 肌質を改善したい
  • シミ、くすみ、色素沈着がある
  • ニキビ跡が気になる
  • 肌のハリを取り戻したい

どのような作用があるのか、主な3つについて解説します。

毛穴・肌の引き締め

肌に細かい穴を開けると、肌を修復しようとコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。その働きによって、弾力のある引き締まった肌になります。ターンオーバー(肌の新陳代謝)が活性化して皮脂の分泌が促されると、毛穴に詰まった角栓や皮脂が排出しやすくなります。それにより毛穴がキュッと引き締まり、毛穴が目立ちにくくなるのです。

また、細かい部位へのアプローチが可能なダーマペンは、毛穴が目立ちやすい小鼻などの施術も行えます。

シミ・くすみの改善

シミやくすみは血行不良やストレス、紫外線など、刺激によるメラニンの停滞や糖化が原因といわれています。ダーマペンによってターンオーバーが活性化され、停滞したメラニンの排出が進むので、シミやくすみの改善が期待できます。真皮(表皮の内側にある皮膚組織の大部分を占める層)を刺激すると線維芽細胞が作り出すコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などが増え、肌の再生力によって血行も促されてハリのある健康的な肌を目指せます。

ニキビ跡の改善

ニキビ跡が残る原因のひとつは、過剰な炎症です。ダーマペンは真皮層を刺激し、肌の再生力を促し炎症を鎮めることを目的としています。ただし色素沈着が強い方、ニキビ跡が深い方など肌の状態によっては症状が悪化したり、施術回数が多くなったりするケースがありますので、医療機関でよく相談した上で治療を決めましょう。

ダーマペンは痛い?ダウンタイムについて

針で穴を開けると聞くと、痛みについて気になる方も多いのではないでしょうか?ダーマペンによる痛み、ダウンタイムについて見ていきましょう。

ダーマペンの痛み

肌に穴を開けるといっても、目では見えないほどの小さな穴です。痛みの感じ方には個人差はありますが、「チクチク感じた程度」「ヒリヒリしたくらい」という声が多いようです。

また、オプションで麻酔クリームの用意しているクリニックもありますので、痛みが不安な方は事前に相談ができます。ただし、麻酔クリームを使用しても、皮膚に針で穴を開けている感覚はありますので留意しておきましょう。

ダーマペンのダウンタイム

施術直後は赤みや腫れなどヒリヒリした感覚が残る場合がありますが、多くの方は数時間~数日程度で治まります。針を深いところに刺したときは、赤みが出たり出血したりする恐れがありますが、いずれも2~4日程度で治まります。針穴が微細なので傷跡は残りませんが、クレンジングや洗顔などのスキンケアは施術後6時間ほど控えましょう。メイクは、施術の翌日から可能です。

ダーマペンの注意事項

ダーマペンにおける注意事項は以下のとおりです。注意事項をきちんと把握した上で施術を受けるようにしましょう。

施術前はメイクを落とす

施術前に毛穴の汚れをキレイに落とします。また痛みが苦手な方は麻酔クリームを使用するため、施術前はしっかりとメイクを落としてください。

施術後6時間ほどは、保湿剤や日焼け止めなどのスキンケアができない

薬剤が浸透するまでに時間がかかるため、施術後6時間ほどはスキンケアができません。しかし、施術後数日間は肌が乾燥しますので、6時間以降は十分保湿するようにしましょう。

日焼けすると色素沈着を起こす恐れがあるので、紫外線対策を行う

施術後6時間はスキンケアが使用できないので、帽子や日傘で日光に当たらないように気をつけましょう。

金属アレルギーや皮膚病のある方は施術を受けられない場合もある

ダーマペンの針が金属なので、金属アレルギーの方は施術前に医師に相談しましょう。また、肌に刺激を与える治療なので、皮膚病や肌の弱い方も事前に確認が必要です。

赤みや皮むけ、炎症などの副作用を理解しておく

肌に針を刺すので、赤みや炎症などの副作用が起こる恐れがあります。また、目元や口の周りに一時的な皮むけが起こる場合もあるため、スキンケアを行う際は十分注意してください。

まとめ

SNSで話題のダーマペンは、主に「毛穴・肌の引き締め」「シミ・くすみの改善」「ニキビ跡の改善」が期待されています。針で肌に刺激を与えますが、ダーマペン4は皮膚への負担が少なくなるように改良されています。効果や施術、注意事項などを事前に理解しておけば、治療に対しての不安も減るでしょう。

少しでも不明な点や悩みがあれば、事前に医療機関で相談してください。

美肌再生に大人気の美容医療「ダーマペン」初体験記!

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