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美容医療コラム

ダーマペンのダウンタイムはどのくらい?施術後の経過や注意点を解説

 
ダーマペンのダウンタイムはどのくらい?施術後の経過や注意点を解説

この記事の概要

近年美容整形で注目を浴びているダーマペンは、肌に針を刺す施術のため、ダウンタイムや痛みが気になる方もいらっしゃると思います。この記事では、ダーマペンのダウンタイムや施術後の注意点などについて解説します。ダーマペンの施術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

近年、美容系のクリニックなどで見かけるダーマペンは、ペン型の機器で肌に無数の小さな穴を開け、自己再生能力を刺激しコラーゲンの生成を促す治療法です。しかし、肌に微細な針を刺す治療法のため、痛みやダウンタイムの長さなどを気にする方も多いのではないでしょうか?

今回は、ダーマペンの作用やダウンタイム、施術後の注意点などについて解説します。

ダーマペンとは

ダーマペンとは、ペン型の美容機器の先端についている小さな針で、肌に微細な穴を開ける施術方法です。使用する針の長さは、一人ひとりの肌トラブルにあわせて細かく調整します。

この針を使用して肌トラブルのある部位に傷をつけ、肌の自己再生能力を促します。傷つけられた肌は、本来の状態へと再生しようと線維芽細胞(せんいがさいぼう:美容成分を作り出す細胞)が活性化し、コラーゲンの生成を促します。ダーマペンは、この肌本来の回復力を利用した施術方法です。

さらに、肌に開けた穴に成長因子などを含んだ薬剤を、直接注入するオプション治療も行っています。肌の状態により使用できる薬剤は異なるため、使用したい場合は事前に医師に相談しましょう。1回の施術は約20分程度で終了します。

ダーマペンの作用

ダーマペンで真皮(表皮の内側にあり、皮膚組織の大部分を占める層)を刺激すると、線維芽細胞が活性化されます。すると、コラーゲンやヒアルロン酸の生成が促進され、シミやくすみ、そばかすなどでできてしまった色素沈着の改善が期待できます。

また、毛穴に詰まった角栓や老廃物などの排出を促すことで、鼻や頬の毛穴の開きを引き締め、ニキビやニキビの悪化によって肌が凹んでしまった、クレーターの改善を目指します。しかし、症状が重度の場合は逆に悪化してしまう恐れもあるので、事前に医師に相談しましょう。

さらに、肌に開けた穴から直接薬剤を注入することで、たるみやしわが気になる肌のリフトアップが見込めます。施術は3〜4週間の間隔をあけ、5回ほど繰り返し行うことがおすすめです。

ダーマペンの注意点

肌トラブルの改善が期待できるダーマペンですが、注意点がいくつかあります。

まず、ダーマペンは直接肌に傷をつけるため、どうしてもダウンタイムと呼ばれる、施術から通常の生活に戻るまでの期間が発生します。さらに、施術後は肌がとても敏感になっており、十分な保湿やしっかりとした紫外線対策による肌の保護が必要不可欠です。

さまざまな肌トラブルの改善が見込めるとされているダーマペンですが、肌状態によっては治療を行うとかえって悪化してしまう場合もあります。必ず医師と相談してから行うようにしましょう。

また、ダーマペンは施術時に、チクチクとした痛みがあります。クレーターなど針を深く刺す必要がある部位に対する施術の場合は、痛みが強く感じることがあります。施術前に麻酔クリームを塗布するクリニックが大半ですが、痛みが心配な方は事前に相談しておきましょう。

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ダーマペンのダウンタイム

ダーマペンの施術にはダウンタイムが付き物ですが、間違ったケアをすると回復が遅くなるだけではなく、肌トラブルの悪化につながる場合があります。ダウンタイムとはどのような症状が発生し、また回復までどのくらい期間がかかるのでしょうか。確認してみましょう。

ダウンタイムとは

ダウンタイムとは、施術でダメージを受けた肌が元通りに戻るまでの期間を意味します。

この期間に起こりやすい肌の症状は、赤み、内出血、流血、腫れ、発疹、痒み、むくみなどです。ダウンタイムの期間は数日~1週間前後とされていますが、施術箇所や皮膚の厚み、肌質によって異なります。一般的な目安期間は、刺す針の深さが0.5mm程度であれば1日~2日程度、2.0mm~3.0mmなど深い場合は1週間ほどです。

このほかにも、頬の高い部分や額など皮膚が薄い部分では、赤みや流血が治まるまで時間がかかるケースがあります。

施術後の経過

ダーマペンの施術当日は化粧不可ですが、施術翌日から可能です。直接肌に針を刺すという施術方法から、傷の心配をされる方も多いかもしれませんが、髪の毛よりも細い針を使用しているため、ダーマペンによる傷跡はほぼ残りません。しかし体質によっては、跡が残ってしまう恐れもありますので注意が必要です。

 

施術後数時間は、肌表面の赤みやジンジン、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。施術時の針の設定や肌の状態により個人差はありますが、赤みや出血が治まるまでに2日ほどかかります。

ダウンタイムにしてはいけないこと

ダウンタイム中のNG行動は、施術当日の入浴や洗顔、化粧などです。また、飲酒や激しい運動もダウンタイムを長引かせる恐れがあるため当日は控えてください。では、それぞれの行動はいつから始めたらいいのか、項目別に確認してみましょう。

入浴・洗顔

施術当日の入浴および洗顔はできませんが、シャワー浴は可能です。入浴は体温を上げ血流が活発化させるため、施術箇所から出血しやすくなります。ダーマペンは施術中に出血を伴う場合が多く、施術時間が経ち止血したと思っても、入浴によって血流が増し再度出血してしまう危険性があります。

洗顔ができない理由は、施術によって顔に開いた無数の穴へ大きい刺激を与えてしまうからです。当日の洗顔はいつも以上にヒリヒリとした感覚があり、さらにダウンタイムが長引く恐れがあります。顔以外の部位を洗う際も、体温を上げ過ぎないようシャワーで軽く洗い流す程度にしましょう。

 

入浴および洗顔はどちらも施術翌日から可能となりますが、入浴は赤みや炎症が気になるうちは出血を予防するため避けたほうがよいでしょう。翌日以降に洗顔をする際も洗顔フォームは敏感肌用といった肌への刺激が少ないもの使用し、たっぷりの泡で包み込むように優しく洗うことが大切です。洗顔後は肌をしっかりと保護するために、保湿を忘れずに行いましょう。

化粧

施術当日の化粧はできません。ダーマペンは施術前に化粧を落とし、施術後はそのまま化粧をせずに帰宅します。これは施術によって肌に開いた穴の中に化粧品が入り込むと不衛生かつ、肌トラブルの元になってしまうのを防ぐためでもあります。

また、施術後は洗顔ができず、化粧をしてしまうと落とせなくなります。

化粧は施術翌日から可能となりますので、施術当日はしっかりと肌を休めることに専念しましょう。また、ダウンタイム中にマスクや帽子を使用して、なるべく素肌でいると余計な刺激を肌に与えずに済み、ダウンタイムが短縮されやすいです。

飲酒

アルコールには体温の上昇と、血流を促す作用があります。そのため、飲酒は施術から数日間は避けたほうがよいでしょう。

肌状態が不安定なままでの飲酒は、施術部位の赤みや痒みなどの肌トラブルだけではなく、ひどい場合は再出血を引き起こす恐れがあります。施術当日だけではなく、肌が落ち着くまで飲酒は控えましょう。

日焼け

施術後の肌は非常にデリケートなため、紫外線による刺激を強く受けやすく施術部位の肌トラブルを悪化させる恐れがあります。施術後は日焼け止めクリームなどでしっかりと保護しましょう。

ただし、施術当日は洗顔ができないので、日焼け止めの使用は禁止されています。帽子やマスク、サングラスなどでしっかり日焼け対策をしましょう。

まとめ

ダーマペンは気になる部位に小さな穴を開け、肌トラブルの改善を目指す施術です。しかし、肌に直接傷をつけるため、どうしてもダウンタイムやNG行動が存在します。注意点をしっかりと理解して回避すると、ダウンタイムの短縮につながります。

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