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美容医療コラム

形成外科のリフトアップ治療とは?治療の種類など解説

 
形成外科のリフトアップ治療とは?治療の種類など解説

この記事の概要

顔のたるみやシワの改善を目指す方法に、美容整形のリフトアップがあります。治療の種類は、糸で引き上げる方法や注射、韓国式美容鍼などさまざま。形成外科のリフトアップ治療について、治療の種類などを詳しく解説します。

顔の筋肉は加齢や紫外線など、さまざまな原因で衰え垂れ下がります。そんな顔のたるみをケアする方法に、美容整形のリフトアップがあります。治療の種類は、糸を挿入して内側からたるみを引き上げる方法、ヒアルロン酸などを使った注射、韓国式美容鍼など多岐に渡ります。

しかし「リフトアップって何?」「リフトアップの治療ってどんなものがあるの?」と思っている方も多いはず。

そこで、形成外科のリフトアップ治療について、治療の種類などを詳しく解説します。顔のたるみをどうにかしたいと考えている方、ぜひ参考にしてみてください。

リフトアップとは

リフトアップは、顔のたるみやたるみによってできたシワの改善を図る施術です。加齢や紫外線などさまざまな原因で顔の筋肉が衰えると、頬や目の下が垂れ下がります。そこで、コラーゲン生成を活発にしたり、糸を使って物理的に皮膚を引き上げたりして、顔のたるみを目立ちにくくします。

たるみやすい顔のパーツは以下のとおりです。

  • 目元
  • ほうれい線
  • 口元

リフトアップ治療の種類は、糸を挿入して内側からたるみを引き上げる方法、ヒアルロン酸などを使った注射、韓国式美容鍼などさまざまです。治療期間は治療方法や肌の状態によって異なりますが、日帰りで行えるものもあります。

自分がどの部分をリフトアップしたいのか、どのくらいの費用で治療したいのかを、医師と相談しながら検討しましょう。美容を目的としたリフトアップは保険診療外となる場合が多いので、追加費用などを含むトータル料金の確認も大切です。

顔のたるみの原因とは

治療の種類をご紹介する前に、まずは顔のたるみの原因について解説します。

顔のたるみは、年齢を重ねるごとに気になる方が多くなります。ほうれい線や頬のたるみなど、顔の筋肉が垂れ下がると老けた印象になるからです。最近では、20代や30代の方でも紫外線の影響や生活習慣の乱れ、ストレスなどで顔のたるみに悩む方が増えています。シミやクマなどはメイクで隠せますが、顔のたるみは簡単には隠せません。セルフケアですぐに解消できないため、鏡を見るたびに顔のたるみが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

顔のたるみの原因は、主に3つです。

  • 肌の弾力を保つ「コラーゲン」や「エラスチン」の減少
  • 顔の皮下脂肪が増加し、脂肪が重力によって垂れ下がる
  • 顔や皮下脂肪を支えてきた表情筋の衰え

肌の弾力を保っている「コラーゲン」と「エラスチン」は、皮膚の真皮に存在しています。網のように張り巡らされたコラーゲン線維がクッションのような役割を持ち、それを支えているのがエラスチンです。「コラーゲン」や「エラスチン」は年齢を重ねるごとに低下していき、50代になると20代の半分になるといわれているので、肌のハリが失われてたるみが加速します。顔のたるみは、早ければ30代から現れます。

顔の皮下脂肪の増加は、加齢による基礎代謝の低下が関係しています。また、表情筋の衰えは顔や皮下脂肪を支えている筋肉にも影響を及ぼし、支えきれなくなるためです。表情筋は、普段の生活の中では全体の30%ほどしか使われていないとされています。この表情筋を鍛えるのであれば、表情筋エクササイズなどのトレーニングがおすすめです。トレーニングで血行やリンパの流れがよくなり、顔のたるみの予防と改善を目指せます。

顔と首の境目がわからなくなってきた、顔の輪郭が変わってきた、ほうれい線が出てきたなどを感じている方は、顔のたるみがはじまっているかもしれません。たるみの原因を把握して、早めの対策をしましょう。

形成外科でのリフトアップ治療の種類

年齢を重ねるごとにたるみやすくなる皮膚ですが、実際にどのようなリフトアップの治療法があるのでしょうか。ここでは、クリニックで行っている7つの治療法について詳しく解説します。

フェイスリフト施術(切開)

フェイスリフト施術とは皮膚を引き上げ、たるみの改善を図る治療法です。気になる部分を切開して余分な皮膚を切り取る治療で、たるみだけでなくたるみによるシワの改善も期待できます。

ただし、皮膚を切開するので、傷跡が残ったり腫れたりする場合があります。また、耳近くやこめかみあたりにメスを入れるため、施術箇所から近い頬やほうれい線のリフトアップは実感しやすいですが、遠いところのたるみ解消にはあまり向きません。

バッカルファット

バッカルファットとは、頬の内側にある脂肪です。加齢とともにバッカルファットと呼ばれる頬の深い部分の脂肪が垂れ下がるとたるんでしまうので、その部分を除去します。

この治療法は口の内側を切開するため、傷跡は目立たず腫れる心配も少ないです。

高周波・超音波

専用の機械で高周波・超音波を当て、皮膚の脂肪層・真皮層・筋肉などを刺激する治療法です。皮膚の内部に少しずつ熱エネルギーを与え、コラーゲンの生成を促します。コラーゲンが活性化すると、たるみやシワの改善が期待できます。軽度のたるみを改善したい、肌の弾力を取り戻したい方に向いている治療法です。

フェイスリフトのように切開する施術ではないので、副作用やダウンタイム(施術してから回復するまでの期間)が少ないです。SNSなどで話題のハイフと呼ばれる美容施術も、超音波を肌に当てる治療法です。

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レーザー治療

レーザー治療も高周波・超音波と同様に、レーザーの熱エネルギーによってコラーゲンの活性化を促します。肌に弾力が生まれ、たるみやシワの改善が期待できます。

高周波・超音波、レーザー治療はキュッと引き締まった肌を目指す治療で、「肌質改善」も目的としています。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸を顔に注射する治療法です。少量のヒアルロン酸をこめかみや顎などに注入すると、皮膚が引っ張られ、たるみが目立ちにくくなります。目の下のクマ、たるみの改善も期待できます。

施術時間が短く副作用が少ないといわれていますが、持続期間は注射した日から数ヵ月~半年くらいですので、継続的な引き締まりを実感したい方は定期的な施術が必要です。

韓国式美容鍼

韓国式美容鍼は、名のとおり韓国で生み出された治療法です。たるみやシワ、シミなど、さまざまな肌トラブルの治療に用いられます。

特殊な針を使って皮膚内に糸を挿入すると、美容成分を生み出す線維芽細胞が刺激され、コラーゲンやエラスチンなどの生成が活発になります。肌に弾力・ハリが生まれ、たるみの目立たない引き締まった肌を目指せます。

鍼は髪の毛程度の太さなので痛みはほとんどなく、糸はやがて体内で溶けて吸収されます。ただし、持続性はないため継続的に施術を行う必要があります。

糸リフト

リフトアップ治療に用いられる糸には、さまざまな種類があります。中央に向かって毛羽立っている「アプトス」、純度の高い純金を使った「金の糸」、トゲが取り付けられた「ミントリフト」などがあります。その中でも、自然なたるみ改善が期待できる糸リフトは「スプリングレッド」です。一般的には溶けるタイプの糸が用いられますが、スプリングレッドは溶けないタイプの糸で、伸縮性・柔軟性の高い糸が筋肉の動きに合わせて肌を引き上げます。

メスを使わない手軽さで注目を集める糸リフトですが、糸の特性を考慮した施術を行わないと引きつりや凸凹などのトラブルを起こす恐れがあります。クリニックによって使う糸は異なりますので、医師とよく相談して治療を行うようにしましょう。

まとめ

顔のたるみやシワをケアするリフトアップの治療法はたくさんあります。また、たるみの原因や状態は個人差がありますので、自身に合った方法や費用を医師と相談しながら選択するようにしましょう。

顔のたるみをどうにかしたいと考えている方、ぜひ参考にしてみてください。

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