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美容医療コラム

医療脱毛で期待できる美容作用とは?

 
医療脱毛で期待できる美容作用とは?

この記事の概要

医療脱毛で期待できるのは、脱毛作用だけではありません。医療脱毛がもたらす美容作用をご紹介します。

医療脱毛で「美容作用も期待できる」と耳にしたことはありませんか?この記事では医療脱毛の概要と使用するレーザーの種類とともに、期待できる美容作用と注意点を紹介します。

医療脱毛とは

医療脱毛とは、クリニックや病院など医療機関で施術する脱毛方法です。脱毛サロンと大きく異なるのは、施術者は国家資格を持つ医師や看護師である点と、高出力の医療レーザー脱毛機器を使用することです。

医療脱毛で使用するレーザーは、メラニン色素に反応する特殊な高出力レーザー機器です。高出力レーザーを肌に照射すると、毛をつくる司令塔のバルジ領域や毛を製造する毛乳頭を破壊します。

脱毛レーザーは毛の生え変わりの周期にあわせて継続して照射する必要があり、数回の施術で脱毛の完了を目指します。

万が一施術による肌トラブルが起こった場合は、医師による診察や薬の処方があります。施術時に痛みが強い場合は、麻酔を使用できることも特徴のひとつです。

医療脱毛で使用するレーザーは3種類

医療脱毛で使用する主なレーザーは、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3種類です。照射方式は、熱破壊式と蓄熱式の2種類に分けられます。

アレキサンドライトレーザーは、日本人の毛質や肌質に合う波長のレーザーといわれており、医療脱毛の中でメジャーな機器です。波長は755nmと医療脱毛機器の中でもっとも短く、メラニン色素に反応する性質があります。肌の色素が薄い方や、体毛が太く濃い方の脱毛に適しています。

しかし、メラニン色素に強く反応するため、日焼けしている肌では火傷のリスクを伴います。また、産毛や白髪などに対しての反応が弱く、柔らかく細い毛の場合、脱毛作用を実感しにくいです。

ダイオードレーザーは、さまざまな肌質や毛質に適応できるレーザーです。照射範囲も広く、短時間で施術ができます。波長は800nmとアレキサンドライトレーザーより長く、産毛から太く濃い毛まで対応しています。

多くの肌質に対応できるレーザーですが、真皮層より奥に生えている毛の脱毛には不向きです。照射方式は、熱破壊式と蓄熱式のどちらも使用されています。

ヤグレーザーは、熱破壊式の照射方式でVIOやワキなど小範囲の太い毛や、男性のヒゲといった根の深い毛に対応しています。また、他のレーザーでは脱毛しきれなかった毛や、深部に生えた毛の脱毛に使用されます。波長は1064nmともっとも長く、日焼けした肌にも対応できます。

しかし、波長が長い分皮下脂肪までレーザーが届くため、3つのレーザーの中で一番痛みを感じやすく照射時間もかかります。痛みに弱い方や時間に余裕がない場合、ヤグレーザーはおすすめできません。

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医療脱毛で期待できる美容作用

医療脱毛の施術で期待できる美容作用とは、どのようなものなのでしょうか。それぞれ項目別に詳しく確認してみましょう。

化粧のりがよくなる

顔の産毛を医療脱毛すると、細かく見えない産毛などが阻害していた、化粧のりの悪さの改善を目指せます。産毛が生えたまま化粧をすると、産毛のデコボコにファンデーションが乗り、微妙な陰影ができます。デコボコ感が気になりさらに厚く塗ると、毛穴浮きや毛穴落ちが目立ち、一時的にきれいに仕上がっても短時間で崩れてしまいます。

産毛を医療脱毛すると、毛が毛穴を通って生えなくなるため、自然と毛穴が引き締まって小さくなり、デコボコ感の改善が見込めます。化粧水も産毛に阻害されず直接肌へ届けられ、乾燥しにくくなります。

さらに医療レーザーの施術は、肌表面だけではなく肌の奥に熱が伝わり新陳代謝の活性化につながります。コラーゲンの生成をサポートするので外側だけではなく内側からも毛穴を引き締める作用が期待でき、肌のたるみやしわによる下地やファンデーションのよれなど化粧崩れも気にならなくなるでしょう。

ニキビ・吹き出物の予防

ニキビや吹き出物は、毛穴に皮脂やメイク汚れが詰まり雑菌が繁殖すると起こります。ニキビや吹き出物ができるといつもよりファンデーションを厚塗りし隠そうとしてしまいますが、さらに毛穴を詰まらせ悪化させてしまう原因です。

医療脱毛をすると、毛が抜け落ちた毛穴は自然と引き締まり小さくなります。すると毛穴に皮脂や汚れが詰まりにくくなり、雑菌の繁殖リスクも軽減されてニキビ・吹き出物ができにくい肌へと導きます。

また、アレキサンドライトレーザーは脱毛に使用するレーザーですが、ニキビ跡のケアとして使用される場合もあります。しかし、ニキビや吹き出物が炎症を起こしていたり、化膿していたり広範囲にできている場合は照射できません。

肌荒れ防止につながる

医療脱毛は、肌荒れ防止にもつながります。自己処理での脱毛は、かみそりや除毛クリーム・脱毛ワックスなどを用いて行いますが、肌への外的刺激が強くおすすめできません。

かみそりでの脱毛は、皮膚表面にある角質層を削る危険性があります。敏感肌や乾燥肌の場合、炎症やかみそりまけを起こすリスクも伴い、剃った部位が色素沈着を起こす恐れがあるのです。また、毛穴や肌表面が傷つき、かさぶたで塞がれるために、皮膚の中で成長する埋没毛が発生する恐れがあります。

除毛クリームやワックスでの脱毛は、薬剤を直接肌に塗布するので、肌ダメージが大きく肌の乾燥や痛み、痒み、かぶれが発生するリスクを否定できません。その反面、医療脱毛をすると、日々の自己処理から解放され肌荒れ防止につながるでしょう。

医療脱毛はさまざまな脱毛機器から、一人ひとりに合った脱毛機器を使用します。また、万が一肌トラブルが起きた場合も、医師の指示で適切な処置をしてもらえます。

医療脱毛の注意点

医療脱毛の施術には、いくつかの注意点があります。

施術に使用する医療脱毛機器は、肌の状態や毛の太さ・濃さによって決まります。間違った脱毛機器を選択すると、火傷のリスクや想定より脱毛が進まないといったトラブルにつながります。自分の理想の状態を事前に医師に伝え、自分に合った脱毛機器を使用できるようにしましょう。

また、施術後の過ごし方にも注意が必要です。施術後の肌は赤みやほてり、痒みが出やすく、さまざまな刺激に敏感です。血行がよくなる入浴や飲酒・運動は肌温度の上昇につながり、肌表面の水分が蒸発し乾燥しやすくなります。

さらに、体温の上昇で発汗して蒸れた肌は雑菌が繁殖しやすく、炎症などの肌トラブルを起こす恐れがあります。施術当日は入浴や飲酒、運動など体温の上昇につながることは控えましょう。

医療脱毛は、自己処理やサロン脱毛と比べて施術費用が高額です。大手クリニックでは比較的安価なお試しプランや、学割やペア割といった各種割引制度を導入しているクリニックもあります。いくつかのクリニックやプランを比較した上で、納得のいくクリニックを選択しましょう。

まとめ

医療脱毛の施術をすると、産毛により暗くくすみがちだった肌に明るさを取り戻せます。また、生えていた毛がなくなると毛穴が引き締まるので、脱毛だけではなく美容作用も期待できます。かみそりや脱毛ワックスなどを使用するといった自己処理も減り、肌トラブルの軽減につながります。

しかし、医療脱毛は施術後の過ごし方や費用面など注意点がいくつかあります。不安に思う場合は医師や看護師に伝え、納得のいくクリニックで施術をするといいでしょう。

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