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美容医療コラム

糸リフトとは?メリット・デメリットやダウンタイムなどを解説

 
糸リフトとは?メリット・デメリットやダウンタイムなどを解説

この記事の概要

細い糸を顔に挿入し、引っ張ることでリフトアップする施術「糸リフト」。施術の詳細やメリット・デメリット、ダウンタイムなどを詳しく解説します。

頬や顎のたるみやほうれい線などは、加齢とともに気になる方が増えるのではないでしょうか?

糸リフトは細い糸を顔に入れて、引っ張ることでリフトアップする施術です。メスを使わない施術なので、手術より体への負担が少ないのがメリットです。

本記事では、糸リフトのメリットおよびデメリット、ダウンタイムなどを解説します。

糸リフトとは

糸リフトは、細い糸を顔の皮下組織に挿入し、糸の反発力を用いて引っ張り上げてリフトアップする施術です。たるみや顔の輪郭を引き締める小顔整形の一種です。

皮膚を切開しないため傷が目立ちにくいのが特徴で、目元・口元・首など部分的な施術にも対応しています。穴はピアスほどの大きさで、傷が目立ちにくいことから、周囲に知られずに整形をしたい方におすすめです。

施術に使う糸には、いくつか種類があります。

(1)溶ける糸と溶けない糸

(2)固定タイプと浮遊タイプ

(3)とげの形状

それぞれ詳しく解説していきます。

溶ける糸と溶けない糸

糸リフトに使われている糸には、溶ける糸と溶けない糸があります。

前者は糸が溶けるので、加齢が進むにつれて頬などの皮膚が薄くなっても糸の線が目立たず、糸に細菌がついて腫れるリスクが少ないです。

一方、後者の溶けない糸は加齢によって、皮膚が薄くなると糸の線が目立つ場合があります。また、皮下組織内の糸に細菌が感染するリスクが高く、その場合は糸を取り出さなくてはなりません。

しかし、溶ける糸より溶けない糸のほうがずっと皮膚に残っている状態なので、持続期間が長くなります。

固定タイプと浮遊タイプ

固定タイプは筋膜などの硬い組織に固定するので、リフトアップ効果の持続に期待が持てます。しかし固定部位は耳やこめかみなどで、引っ張る方向が決まってしまうので、リフトアップできる範囲が限られます。

浮遊タイプは固定する部位がないので、いろいろな方向に糸を引っ張れます。リフトアップしたい部位を選べるのがメリットです。

糸のとげの形状

円錐状のとげが糸に対して串刺しになっている糸、とげが網目状の3Dメッシュの糸、丸みを帯びている糸など、糸リフトに使う糸の形状はさまざまです。

糸リフトは糸についている無数のとげが、重力によって下がる皮膚を持ち上げています。持続期間や希望の仕上がりなどによって、糸の種類や施術方法が変わってきますので、事前に医師に相談しましょう。

糸リフトはこんな方におすすめ

糸リフトは、以下の方におすすめの施術です。

  • 頬や顎のたるみを予防・改善したい
  • ほうれい線・マリオネットラインが気になる
  • 肌にハリを出したい
  • 小顔になりたい
  • 手術まではしたくないが小顔整形をしたい

特に、メスを入れるのは躊躇うが、シャープなフェイスラインを維持したい方に選ばれています。

糸リフトのメリット・デメリット

では、糸リフトの施術には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

メリット

たるみ・ほうれい線・マリオネットラインが改善する

気になる部位を本来ある位置に引き上げるので、たるみのある部分が目立たなくなります。皮膚を物理的に引き上げると、たるみが原因でできるほうれい線や、マリオネットラインの改善に期待ができます。

肌にハリやツヤが出る

肌本来の位置に引き上げると血流がよくなり、肌が活性化されハリやツヤが出ます。

また、挿入された糸が皮膚の真皮層を刺激し、コラーゲン線維やエラスチン線維などが増生されるので、肌の再生と肌の引き締まり効果に期待ができます。ハリやツヤが出ると、肌のたるみ毛穴や小じわが少なくなります。

顔がたるみにくくなる

肌を支えているコラーゲンの増加でハリやツヤが出るので、顔がたるみにくくなります。

小顔になる

たるみが引き上がることで、フェイスラインが整い小顔につながります。

切らない施術で負担が少ない

メスを使わない施術なのでダウンタイムが少なく、切開を伴う施術に比べて体への負担が軽いです。施術当日からメイクが可能です。

デメリット

副作用やダウンタイムがある

施術後の腫れや痛み、内出血といったダウンタイムがあります。口が開きづらいなどもありますが、皮膚を切開する施術よりは体への負担が軽いです。糸リフトの副作用とダウンタイムについては、後述します。

ひきつると目つきが変わってしまう

引き上げ過ぎると、目つきが変わってしまう場合がありますが、1カ月ほどで落ち着きます。

フェイスリフトより持続期間は短い

フェイスリフトはメスを使い、皮膚や筋膜をしっかりと引き上げるための施術なので、持続性が糸リフトより長いです。

左右差が見られる場合がある

左右均等に引き上げられなかった場合、差が出る恐れがあります。また、施術直後は顔が腫れる恐れがあるので、腫れにより左右差があるように感じます。

糸が飛び出す場合がある

糸の固定が弱いと、飛び出す場合があります。自然に改善する可能性は低いので、抜糸するか部分的に切除することになります。

感染症になる場合がある

糸を挿入した部分が、炎症を起こすケースがあります。なんらかの理由で糸に沿って感染した場合は、糸を除去して回復を待ちます。

糸リフトの副作用とダウンタイム

糸リフトは体への負担が少ない施術ですが、副作用やダウンタイムがあります。

痛みや腫れ

施術後、約1週間で落ち着きます。施術後の腫れによって、一時的に顔が大きく見える場合がありますが、腫れが引くまで様子を見ましょう。

内出血

施術中に麻酔の注射針や糸刺入部に内出血があった場合は、約2週間以内で落ち着きます。糸の種類によっては挿入部に凹みができる場合がありますが、約2カ月〜3カ月程度で緩和します。

口が開かない&開きづらい

約2週間程度で落ち着きます。開きづらいときは、食事などで大きく口を開かないようにしましょう。歯の治療も大きく口を開きますので、治療を終えてから糸リフトの施術を検討しましょう。

皮膚の引きつれ

皮膚の引きつれは、約1カ月で改善します。

副作用とダウンタイムがあるときの注意点として、激しい運動や長時間のお風呂・サウナ、アルコールの摂取は血行を促進させ、症状が悪化する場合があるので避けるようにしてください。施術翌日からシャワーはOKです。また、フェイシャルマッサージなどの刺激は避け、洗顔のときは優しく洗うようにしましょう。

個人差はありますが、糸リフトのダウンタイムは徐々に落ち着いてきますので、もし長く続くようならば医師に相談してください。

糸リフトの施術の流れ

施術の流れは、以下の通りです。

  1. 医師とカウンセリング
  2. 洗顔
  3. マーキング
  4. 麻酔後、施術
  5. 休憩し帰宅(投薬処方、当日メイクOK)

美容クリニックによっては、施術の流れが異なる場合があります。

施術を受けるか悩んでいる方は、まずは美容クリニックに相談してみてください。どの部位のたるみを改善したいかなど、事前に希望を伝えるといいでしょう。

また、施術後は痛み止めや感染症予防などの薬が処方される場合が多いので、医師の指示どおりに服用してください。

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まとめ

糸リフトはメスを使わない施術なので、手術より体への負担が少ないのがメリットです。

糸リフトのメリットやデメリット、ダウンタイムなどをしっかりと理解し、施術を行うようにしましょう。

副作用やダウンタイムを少なくするには、感染症対策を徹底している美容クリニックで適切な方法で施術し、施術経験が豊富にある医師を選ぶことも大切です。

「頬や顎のたるみを予防・改善したい」「ほうれい線・マリオネットラインに悩んでいる」方は、美容クリニックにまずは相談をしてみてください。

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