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美容医療コラム

脂肪吸引のデメリット・失敗例を紹介! 失敗を避けるための方法とは

 
脂肪吸引のデメリット・失敗例を紹介! 失敗を避けるための方法とは

この記事の概要

激しい運動や食事制限は避けたいという方に向けて、脂肪吸引のデメリットや失敗例、失敗を避けるための方法をご紹介します。

脂肪吸引には「厳しい食事制限や運動をせずに、理想に近い体型へと近づける」といったイメージがあるかもしれませんが、メリットばかりではありません。脂肪吸引で後悔することがないように、デメリットについても理解しておきましょう。

ここでは脂肪吸引のデメリットや失敗例、失敗を防ぐための方法について紹介します。脂肪吸引を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

脂肪吸引ができる部位とは

脂肪吸引は、脂肪が蓄積しやすい次の部位を対象としています。

  • 顔(頬、あご)
  • 二の腕
  • 背中
  • お腹
  • 足(太もも、ふくらはぎ)
  • おしり

太ももの場合は全体的な施術も可能ですが、前後・外側・内側といったように施術箇所を細かく分けているクリニックもあります。

脂肪吸引の知っておくべきデメリット

脂肪吸引には脂肪細胞を減少させ太りにくくするといったメリットがある反面、デメリットもあります。脂肪吸引のデメリットを見ていきましょう。

施術費用が高い

クリニックや部位ごとに相場は異なりますが、脂肪吸引は1部位あたり10万円〜100万円程度の施術費用を要します。施術時にある程度の資金を用意する必要があるという点は、脂肪吸引のデメリットといえるでしょう。

部位ごとの相場は次のとおりです。

  • 太もも…20万円~30万円程度
  • 腹部…20万円~100万円程度
  • ウエスト…20万円~100万円程度
  • 腰…20万円~100万円程度
  • おしり…15万円~40万円程度
  • 二の腕…10万円~40万円程度
  • 頬…25万円~40万円程度
  • あご…20万円~30万円程度
  • ふくらはぎ…30万円~50万円程度
  • 胸…17万円~20万円程度

太ももに関しては、多くの美容クリニックが前後・外側・内側と部位を細かく設定しており、1部位ごとの費用は20万円〜30万円程です。

なお、まとまった費用を用意することが難しい方は、医療ローンを利用する方法もあります。しかし、クリニックによっては利用できない場合もありますので、詳しくはクリニックにご確認ください。

施術箇所に凹凸が生じる恐れがある

脂肪吸引後は、施術箇所に凹凸が生じる恐れがあります。施術箇所に凸凹が生じる現象を「表面不整」といい、自然治癒の段階でできるものと人為的ミスによりできるものに区分されます。

自然治癒の段階でできる表面不整の場合は、脂肪吸引を行った箇所の周辺組織が癒着し皮膚が硬くなるのが原因なのに対し、人為的ミスによりできる表面不整の場合は、医師のスキル不足により脂肪を均等に吸引しなかったことが原因とされています。

自然治癒の段階でできる表面不整は術後数カ月で目立ちにくくなりますが、人為的ミスの場合は時間が経過しても改善は見込めません。ちなみに、自然治癒の段階でできる表面不整は施術したほとんどの人に生じます。

傷跡が目立つ恐れがある

脂肪吸引では、体内にカニューレと呼ばれる吸引器具を挿入するために体の場合は6mm〜8mm程度、顔の場合は1mm程度を切開します。術後1年程度経過するまで傷跡が目立つ恐れがあるという点も、脂肪吸引のデメリットといえるでしょう。

ちなみに、術後1カ月経過するまでは切開口が赤くなったり、みみず腫れになったりする状態が続きます。その後は徐々に回復し、早い方であれば術後半年程度で傷跡が目立ちにくくなります。

脂肪吸引のよくある失敗例

脂肪吸引の失敗は、医師のスキル不足や説明不足によって起こるケースがあります。脂肪吸引を失敗した場合どのような状態になるのか、事例をいくつか見ていきましょう。

不自然なデザインになる

脂肪吸引の失敗例として、「不自然なデザインになる」といったケースが挙げられます。これは医師のスキルと経験不足により吸引後のデザインを考慮せず、脂肪を多く吸引し過ぎたため発生すると考えられています。

また、部位によっては技術的に脂肪が吸引しやすい箇所とそうではない箇所があります。全体のバランスを無視して脂肪が吸引しやすい部位を集中的に施術すると、バランスが崩れて美しい仕上がりにはなりません。特に、皮下脂肪が多いとされる二の腕、太もも、お腹は不自然な仕上がりになりやすいです。

左右に差が生じる

脂肪吸引の失敗例のひとつに、左右差が生じるケースもあります。この場合、施術前のカウンセリング時に仕上がりイメージが共有できていないことや、医師のスキル不足などが原因として考えられます。

私たち人間の体は、筋肉の付き方や骨格により左右非対称となっていますが、バランスを考慮せず左右同じ脂肪量を吸引すると差が生じる恐れがあるのです。特に背骨の湾曲で左右差が強調されやすいウエストや、もともと高さに左右差がある胸部、利き腕によって筋肉の付きが異なる二の腕は左右差が生じやすいとされています。

お尻が垂れる

本来、太ももはお尻を支える役割を果たしているのですが、その役割を考慮せず太ももの脂肪を吸引し過ぎると、お尻が垂れるといった失敗が起きます。その結果、お尻が丸みを帯びたフォルムから四角いフォルムとなり、明らかに不自然な形になってしまうのです。

また、太ももの脂肪吸引では「バナナロール」と呼ばれる、お尻と太ももの間に不自然な段差ができるケースもあります。

太ももの脂肪を吸引し過ぎると、加齢や経年とともにお尻が垂れる恐れもあるので、脂肪量の減少だけではなく、適切な量の吸引を推奨する美容クリニックでの施術をおすすめします。

脂肪吸引で失敗を防ぐための方法とは

脂肪吸引には「不自然なデザインになる」「左右差が生じる」「お尻が垂れる」といった失敗例もありますが、これらの事例は医師のスキルが関係しています。施術する美容クリニックを選ぶ際には、過去の施術実績やホームページの情報を基に、医師のスキルを見極めることが重要です。

また、脂肪吸引に関する質問にしっかり回答でき、脂肪吸引のメリット・デメリットを丁寧に説明できる医師・クリニックを選ぶようにしましょう。失敗を防ぐためにも、施術前に十分なカウンセリングを行う医師を選択してください。

なお、期待していたような仕上がりとは異なるなど万が一のトラブルが起きた場合に備えて、やり直しなどの保証があるかも確認しておきましょう。

脂肪を取る手術ってどんな方法?手術の種類やリスクについて解説

まとめ

脂肪吸引には厳しい食事制限や運動をせずに部分的に痩せられるといったメリットがある反面、「施術費用が高い」「施術箇所に凹凸が生じる恐れがある」「傷跡が目立つ恐れがある」といったデメリットもあります。

また、「不自然なデザインになる」「左右差が生じる」「お尻が垂れる」など、失敗が起きるリスクもゼロではありません。これらの失敗は医師のスキル不足が大きく影響しているので、施術する美容クリニックを選ぶ際には医師のスキルや対応を重視しましょう。過去の施術実績やクリニックのホームページを参考にすると、医師のスキルを確認できます。

なお、想像とはかけ離れた仕上がりになるのを避けるためには、メリットだけではなくデメリットも十分に理解しておくことが大切です。失敗を防ぐためにも、カウンセリング時に丁寧に説明してくれる医師を選びましょう。

さらに、クリニックを調べる際には万が一のトラブルに備えて、やり直しなどの保証があるのかも含めて検討することをおすすめします。

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