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美容医療コラム

小顔が目指せる! 顔の脂肪吸引における施術の流れやダウンタイムの過ごし方

 
小顔が目指せる! 顔の脂肪吸引における施術の流れやダウンタイムの過ごし方

この記事の概要

顔の脂肪吸引における施術の流れやダウンタイムの過ごし方について解説します。

顔に脂肪が蓄積すると「目元が重く見える」「二重顎になる」など、フェイスラインがたるんだ印象を与えます。また、体は痩せているけれど、顔にだけ脂肪が付いていることに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

ここでは顔の脂肪吸引で対象となる部位と費用、施術の流れ、ダウンタイムの過ごし方をご紹介します。あわせて顔の脂肪吸引時に注意すべき点も紹介しますので、脂肪吸引で小顔を目指す方はぜひ参考にしてください。

●顔の脂肪吸引で対象になる部位と費用

顔の脂肪吸引では、対象となる部位が決まっています。基本的に頬や顎、頬骨上を対象としており、費用は一箇所につき20万円〜30万円程度が相場です。また、1回の施術時間は約20分〜30分と短時間で終了します。

顔は脂肪が少ないので1回の施術で完了するケースが多いですが、さらに作用を高めたい方は1週間〜2週間以上の間隔を空けて、3回〜5回程度施術を繰り返すケースもあります。

なお、脂肪吸引は短時間で小顔作用が期待できるのがメリットですが、頬上に関しては、加齢とともに脂肪が減る部位であるため、脂肪吸引により頬がこけて見える恐れがあります。頬上の脂肪吸引を検討している方は、慎重に検討しましょう。

また、高血圧症や糖尿病など持病のある方は感染症のリスクが高まるなど、体調によって施術できない場合があります。高血圧症や糖尿病を治療中の方で顔の脂肪吸引を検討している場合は、病歴があることを事前に美容クリニックに伝えましょう。

●脂肪吸引時の施術の流れとダウンタイム

脂肪吸引に対して、どのような方法で施術するのか不安な方もいるのではないでしょうか? 脂肪吸引時の施術の流れと、施術後のダウンタイムの過ごし方について解説します。

・脂肪吸引時の施術の流れ

脂肪吸引時には、頬、顎、顎上いずれの箇所も耳のうしろの目立たない箇所を2mm〜5mm程度切開し、カニューレを挿入します。カニューレとは、皮下脂肪を吸引する管をいい、顔の脂肪吸引時には一般的に1.5mm〜2mm程度の太さが使用されます。

切開口からカニューレを挿入後、施術部位に応じて適した脂肪量を吸引します。その後は、縫合して抜糸、もしくはダーマボンドと呼ばれる医療用接着剤を使用し、切開口を塞ぎます。また、施術後の腫れや痛みを抑えるために、術後から1週間程度フェイスバンドを装着して過ごします。

なお、施術中は局部麻酔を使用するので、強い痛みを感じる心配はありません。顔の場合は他の部位と比べると脂肪が少ないので、30cc〜80cc程度と少量の脂肪しか吸引できませんが、脂肪が少ない分、1回の施術でも作用が期待できます。

・顔の脂肪吸引にダウンタイムはある?

顔の脂肪吸引は、吸引できる脂肪量が少ない分、ダウンタイムが短いといわれていますが、場合によっては次のような症状が現れることもあります。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 拘縮(こうしゅく)

腫れや内出血は、術後1週間〜2週間程度で落ち着きますが、皮膚が固くなる症状の「拘縮」は、1カ月程度続く恐れがあります。一定期間を経過しても症状が治まらない場合は、改めて施術したクリニックを受診しましょう。

なお、顔の脂肪吸引は、施術後1カ月程度で自然な仕上がりになり、半年程度で施術部位の引き締め作用が実感できます。

・顔の脂肪吸引後のダウンタイムの過ごし方

顔の脂肪吸引後は血管組織の損傷により、施術箇所に痛みを伴う恐れがあります。その場合は、血管を収縮させ痛みを抑えるためにも氷水などで冷却しましょう。

また、血流がよくなると施術箇所のむくみが強く出たり、ダウンタイムの症状が悪化したりする恐れがあります。シャワーは施術した日の翌日から、入浴は施術後1週間経過してからにしましょう。切開口を縫合した場合は抜糸してからの入浴となります。

なお、同様の理由でスポーツに関しては2週間程度、飲酒に関しては1週間程度控えることをおすすめします。ダウンタイムの過ごし方によっては腫れや内出血といった症状が悪化する恐れもあるので、ゆっくりと回復を待ちましょう。

●顔の脂肪吸引における注意点

顔の脂肪吸引に関する注意点をご紹介します。

・過度な吸引は想像とは異なる仕上がりになる恐れがある

顔は太ももやお腹などの部位に比べると脂肪が少ないので、人によっては作用を実感しにくいケースがあります。しかし、適量を上回る脂肪量を吸引すると顔が痩せこけた印象を与え、想像とは異なる仕上がりになる恐れがあるので、しばらく術後の経過を観察しましょう。

なお、術後半年が経過しても変化が感じられない場合は、医師の技術不足による脂肪の取り残しや取りムラによるものだと考えられます。施術を行った美容クリニックに相談、もしくはセカンドオピニオンによる診察を受けましょう。

・クリニック選びは慎重に行う

脂肪吸引で失敗を避けるには、美容クリニック選びを慎重に行うことが大切です。脂肪吸引のリスクよりも患者の希望だけを重視するクリニックの場合、「頬がこけたように見える」「顔全体のバランスが崩れて見える」などの失敗が起きる恐れがあります。

美しい仕上がりを目指すためにも術後のイメージを医師としっかり共有し、メリット・デメリットどちらも解説してくれるクリニックで施術を受けましょう。

なお、何を基準にクリニックを探したらいいのか悩んだときは、施術する美容クリニックの口コミだけではなく過去の症例を参考にすることをおすすめします。過去の症例を見ると、その美容クリニックに在籍する医師のスキルを見極められます。

また、術後の仕上がりを具体的にイメージできるメリットもあります。過去の症例が美容クリニックの公式ホームページに掲載されていない場合は、初回カウンセリング時に提示してもらいましょう。

顔の脂肪吸引は短期間で小顔が目指せるというメリットがある反面、医師のデザイン力不足によるたるみや左右差が生じる恐れがあるといったデメリットがあります。美容クリニックを決める際には、万が一に備えてアフターケアなどの保証の内容も確認しましょう。

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●まとめ

顔の脂肪吸引の施術対象箇所は、頬、顎、頬骨上です。費用相場は、一箇所につき20万円〜30万円程度と施術部位によって異なり、約20分〜30分と短時間で施術は完了します。

脂肪吸引後、ダウンタイムの症状として腫れや内出血、拘縮(こうしゅく)が見受けられますが、腫れや内出血は術後1週間程度、拘縮に関しては1カ月程度で症状が治まるとされています。もし一定期間を超えても症状が治まらない場合は、施術を受けたクリニックに相談してみましょう。

なお、施術後のダウンタイムの過ごし方によっては、症状が悪化する恐れがあります。血行が促進しやすい入浴と飲酒は1週間程度、激しいスポーツは2週間程度控えることをおすすめします。

脂肪吸引には、短期間で小顔になれるというメリットがある反面、医師の技術不足や医師とイメージの共有ができていない場合、想像とは異なる仕上がりになる恐れがあります。これらのリスクを最小限に抑えるためにも過去の症例を確認するなどし、クリニックは慎重に選びましょう。

また、万が一の場合に備えて、アフターケアが充実しているクリニックを選ぶことも大切です。

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