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美容医療コラム

脂肪溶解注射の効果|メリット&デメリットを解説

 
脂肪溶解注射の効果|メリット&デメリットを解説

脂肪溶解注射は、痩せたい部位に薬剤を注射器で注入する医療痩身です。しかし、さまざまな注射の種類があり、どのような違いがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか?

そこで、脂肪溶解注射の効果や種類、メリット・デメリットについて解説します。

脂肪溶解注射とは

脂肪溶解注射とは、薬剤で脂肪を分解・溶解させる施術です。溶けだした脂肪が血管を通って、汗や尿として体外に排出されます。脂肪細胞の数を減らせるので、見た目の変化も現れやすいといわれています。

また、二重あご・頬・だんご鼻・フェイスラインなど、気になる部位にピンポイントで注射することで、部分痩せが期待できます。その他、セルライトを取り除く施術にも使われています。

太ももやお腹などの広範囲になると、注入する薬剤の量が増えるので、医師と相談しながら施術する必要があります。

脂肪溶解注射がおすすめの人

脂肪溶解注射がおすすめの方は以下の通りです。

  • 部分的に痩せたい方
  • 短期間で痩せたい方
  • 手術には抵抗がある方
  • ダウンタイムを短くしたい方
  • ダイエットをしても顔だけ痩せない方

脂肪溶解注射ができる部位

脂肪溶解注射ができる部位は、顔・二の腕・お腹・お尻・太ももなどです。

ダイエットで落としにくい顔や二の腕、お腹の上下と脇、太ももであれば前・後・内側など、気になる部位に注射ができるので、部分痩せが期待できます。

鼻・頬・下顎など、繊細な部分も施術可能です。

脂肪溶解注射の種類

脂肪溶解注射は美容クリニックによって、さまざまな種類があります。ここでは、代表的な4つの脂肪溶解注射について解説します。

・PPC

大豆由来成分で、アミノ酸の一種であるフォスファチジルコリン(PPC)が、中性脂肪の排出を促します。脂肪を溶かす作用があり、コレステロール値の低下と動脈硬化予防が期待できるので、脂肪肝や高脂血症の治療にも使われています。

しかし、他の脂肪溶解注射に比べて、腫れや赤みが出やすいのがデメリットです。特に顔は、腫れると目立つので注意が必要です。

・BNLS

植物成分(ハーブ)を主成分とする、顔用の脂肪溶解注射です。主に鼻や下顎、フェイスラインの施術に用います。

BNLSに含まれる成分には、脂肪溶解・リンパ循環・肌の引き締め・代謝を上げる作用があり、溶けた脂肪は体外に排出されます。

腫れや赤みなどのダウンタイムがあまりなく、体への負担が少ないのが特徴です。施術後にメイクも可能です。

・BNLS neo

BNLSに、有効成分デオキシコール酸を配合した脂肪溶解注射で、脂肪溶解・リンパ循環・肌の引き締め・セルライト撃破などの作用が期待できます。

デオキシコールは、胆のうから分泌される胆汁酸の一種で、脂肪の消化吸収を促進させる作用があります。施術後、体にたまっている老廃物とともに、溶解した脂肪を体外へ排出します。

BNLSと同様に痛みや腫れが少なく、見た目の変化を比較的速く感じられます。

・カベリン

カベリンは、有効成分デオキシコール酸を主成分とする脂肪溶解注射で、脂肪細胞膜を直接破壊し、中性脂肪の中和や排泄を増進させる特徴があります。

しかし、濃度が高いため、他の細胞へ影響を与える恐れがあります。薬剤の投与量や回数などは、医師とよく相談しましょう。

痛みや腫れなどを抑制する成分も入っているので、ダウンタイムは少ないです。

脂肪溶解注射のメリット・デメリット

脂肪溶解注射は、痩せたい部位の脂肪細胞そのものを減少させる施術ですが、ダウンタイムなどのデメリットもあります。メリットとデメリットをよく理解して、施術を検討しましょう。

・メリット

(1)脂肪とセルライトが減少してリバウンドしにくい

運動と食事でのダイエットと違い、脂肪を分解・溶解する施術なので、脂肪細胞そのものが減少します。脂肪を蓄える細胞が減ることで、リバウンドやセルライトができにくい体になります。

(2)繊細な部位も施術が可能

だんご鼻や二重あごなど、繊細な部位も施術可能です。気になる部位にピンポイントに注射できるので、部分痩せをしたい方に向いています。

(3)短時間の施術で、当日から普段通りの生活ができる

脂肪溶解注射の施術時間は、個人差はありますが10分程度です。普段忙しくて、なかなか時間が取れない方でも施術しやすいでしょう。

また、麻酔やメスを使用しないので体への負担が少なく、当日からメイクやシャワー・入浴が可能です。

(4)顔の施術も可能

目の周りや鼻など、顔全体の気になる部分に施術可能です。特にダイエットをしても痩せにくい顔には、脂肪溶解注射がおすすめです。

・デメリット

(1)ダウンタイムがある

脂肪溶解注射は、体への負担はほとんどありませんが、ダウンタイムがあります。症状は、痛みや腫れ、注射時の内出血などで、いずれも1週間程度で落ち着きます。

薬剤によっては強く副作用が出る場合があるので、施術前に医師に確認しましょう。

(2)作用を実感するのに時間がかかる(通院が必要)

作用を実感するまでには、複数回の施術が必要です。施術する部位や範囲によって違いますが、1カ所に対して3回〜5回程度の通院が必要です。1回あたり1週間~2週間の間隔が必要となるので、施術が終わるまでに1カ月~2カ月程度かかります。

しかし、薬剤の投与量が多くなると、臓器に負担がかかるので医師とよく相談して行いましょう。

(3)体質や疾患などで施術ができない方もいる

体質や疾患などで、薬剤にアレルギー反応を起こす場合があります。特に心臓病・肝臓病・甲状腺機能障害・糖尿病の疾患がある方、大豆アレルギーの方は注意が必要です。妊娠・授乳中の方も施術できない場合があるので、事前に医師と相談するようにしましょう。

(4)広範囲の施術は難しい

注射で薬剤を注入していく施術なので、施術範囲には限界があります。また、範囲が広い部位へ均等に薬剤を注入するのは難しく、ムラが出る恐れがあります。

脂肪溶解注射の作用を実感するためのポイント

・適度な運動と食事管理をする

脂肪溶解注射で脂肪細胞を減少させても、食べ過ぎや運動不足が続くと、体に残っている脂肪細胞に脂肪が蓄えられ大きくなります。適度な運動と食事管理で、施術後の体形を保つようにしましょう。

・点滴やサプリメントを活用する

脂肪燃焼を促す点滴やサプリメントを併用し、溶けだした脂肪をよりスムーズに排出させます。施術後のダウンタイムなどもあるので、使用するときは事前に医師に相談しましょう。

・1週間~2週間おきに3回~5回の通院をする

脂肪溶解注射は、施術する部位や個人の体質によって、適正な回数があります。1回で結果が出なくても「効果がない」と決めつけず、医師の指示にしたがって通院しましょう。

・マッサージをする

脂肪溶解注射後にマッサージをすると、注入した薬剤が均等に行き渡るようになります。マッサージをするときは、ゴシゴシと強い力ではなく、優しくなでるように行いましょう。

ただし、施術後はダウンタイムなどもありますので、医師と相談しながら行ってください。

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まとめ

脂肪溶解注射は脂肪細胞を減少させるので、リバウンドしにくく、部分痩せも期待できます。一方で、ダウンタイムや数回の通院が必要などのデメリットもあります。

脂肪溶解注射には、さまざまな種類がありますので、事前に調べておくことが大切です。また、医師の技術が必要となりますので、美容クリニックは慎重に選ぶようにしましょう。

監修者

美容クリニックの脂肪溶解注射には、さまざまな種類があります。ここでは、代表的な4つの脂肪溶解注射について解説します。メリットやデメリットについてもご紹介します。

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