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美容医療コラム

薄毛対策に効果的な食べ物とは? 頭皮にいい栄養素・食生活のポイントも解説

 
薄毛対策に効果的な食べ物とは? 頭皮にいい栄養素・食生活のポイントも解説

この記事の概要

薄毛対策に効果的な食べ物と薄毛を助長する食べ物、頭皮にいい栄養素、食生活のポイントを解説します。

薄毛対策として、内服薬の服用や外用薬を使用する方法が挙げられますが、食生活の見直しによっても進行を防げます。また、食生活の見直しにより薄毛の根本的原因を改善し、内服薬や外用薬の作用を高められるメリットもあります。

ここでは、薄毛対策に効果的な食べ物と頭皮にいい栄養素、そして薄毛の進行を助長させてしまう避けたほうがいい食べ物をご紹介します。あわせて、頭皮にいい食生活のポイントも解説しますので、効率よく薄毛対策したい方はぜひ参考にしてください。

薄毛対策に効果的な食べ物・避けたほうがいい食べ物とは

薄毛はホルモンバランスの乱れや、頭皮の血流悪化が原因で生じます。これらの原因は睡眠や運動不足などの生活習慣だけではなく、食生活も大きく影響しています。そのため、効率よく薄毛対策を行うには、食生活の見直しが重要です。

薄毛対策に効果的な食べ物と頭皮にいい栄養素、そして避けたほうがいい食べ物を紹介します。

薄毛対策に効果的な食べ物

薄毛対策には、牛肉・豚肉・鶏肉・魚・卵などがおすすめです。これらの食べ物には、髪の主成分であるタンパク質が含まれており、積極的に取り入れたい食材です。

また、タンパク質は納豆や豆腐など、大豆を使った食材にも豊富に含まれています。大豆を使った食材は主菜・副菜・汁物など、さまざまな献立で活躍するので、うまく食材を活用しましょう。

ちなみに大豆には、女性ホルモンの一種・エストロゲンと似た作用を持つ、イソフラボンも含まれています。イソフラボンには男性ホルモンの抑制や、頭皮の血流改善を促進する働きがあるので薄毛対策には効果的です。

その他に亜鉛とEPAも、薄毛対策に効果的な栄養素として知られています。

以下の食材に含まれる亜鉛はタンパク質との相性がよく、2つの栄養素を同時に摂取すると、タンパク質の代謝が上がるといったメリットがあります。

  • 高野豆腐
  • 生牡蠣
  • 煮干し
  • するめ
  • 豚レバー
  • えんどう豆
  • 切り干し大根

なお、豚レバーには亜鉛以外に、ビタミンB2が配合されています。ビタミンB2には毛根細胞を活性化させ、髪の成長をサポートするだけではなく、頭皮の皮脂が過剰分泌するのを抑制して頭皮環境を整える働きもあります。

そして、サバやサンマなどの青魚に豊富に含まれているEPAは、頭皮の血流を改善して頭皮環境を整える作用があります。

薄毛の進行を助長する食べ物

薄毛の進行を助長する食べ物に、糖度が高いお菓子や飲料が挙げられます。

糖度が高いお菓子や飲料は、血糖値を高めると同時に血流の悪化を招きます。それにより、髪に必要な栄養素が頭皮に行き渡らなくなり、ハリコシがある健やかな髪が育ちにくくなります。

また、高脂質なお肉や揚げ物などの食べ物は、頭皮の皮脂を過剰に分泌させ、毛穴詰まりの原因となります。それにより、皮脂の酸化や雑菌の繁殖などの頭皮トラブルが生じ、発毛サイクルが乱れて薄毛を引き起こします。

ちなみに、食事の際にお酒を楽しまれる方は、飲む量にも注意しましょう。お酒に含まれるアルコールには、薄毛の原因となる悪性男性ホルモン・DHT(ジヒドロテストステロン)を増加させる、アセトアルデヒドを活性化する作用があります。

また、胃腸には栄養素を吸収する働きがありますが、過度な飲酒は栄養素の吸引率を低下させる恐れがあります。よって、髪の成長に必要なビタミンやミネラルを食材から摂取しても、頭皮に行き渡りにくくなり薄毛を助長するのです。

薄毛を防ぐためにはお酒の飲み方も含め、食事の質を見直すことが大切です。

頭皮にいい食生活のポイント

頭皮にいい食生活のポイントは次のとおりです。

  • 暴飲暴食を避ける
  • 就寝前の食事は避ける
  • バランスのいい食事を心がける

それぞれについて詳しく解説します。

暴飲暴食を避ける

薄毛の進行を防ぐためにも、暴飲暴食は避けましょう。

暴飲暴食により体重が増加すると血行が悪くなり、髪の細胞分裂が正常に行われず、髪に必要な栄養素が届かなくなります。

また、髪の成長に欠かせない成長ホルモンは就寝中に分泌されますが、血行不良により自律神経が乱れると、睡眠が浅くなり成長ホルモンが分泌されにくくなります。

薄毛を防ぐためにも、食事の量が多過ぎないか見直しましょう。

就寝直前の食事は避ける

就寝直前に食事をすると、胃や腸などの消化器官が活性化され、脳が休息状態にならず眠りが浅くなります。その結果、髪の主成分であるタンパク質の合成に必要な、成長ホルモンの分泌量が低下して薄毛を助長します。

成長ホルモンの分泌を妨げないためにも、就寝直前の食事は避けましょう。

睡眠の質を高めるには、就寝3時間前までに食事を終えるのが効果的です。また、揚げ物など油を多く使用した料理や、お肉の脂身が多い料理は消化に時間がかかるので、消化が悪い食べ物を食べ過ぎないように注意しましょう。

バランスのいい食事を心がける

過度なダイエットなどで食事のバランスが乱れると、タンパク質やビタミンといった髪の成長に必要な栄養素が不足する恐れがあります。さらに無理な食事制限は、血流を悪化させ自律神経が乱れる原因になります。

規則正しい食生活と、バランスのいい食事を心がけましょう。

肉・魚に含まれるタンパク質や、血行促進および皮脂の過剰分泌を抑えるビタミンを摂取すると、頭皮環境が整うだけではなく血流が改善され、髪に必要な栄養素が行き渡りやすくなります。

特に女性の場合は、食生活の乱れにより女性ホルモンが正常に分泌されないことが、薄毛の原因になるケースもあります。ホルモンバランスを整えるためにも、食生活を見直してみましょう。

なお、食事だけでは髪の成長に必要な栄養素を摂るのが難しい場合は、サプリメントを活用する方法もあります。

しっかり薄毛対策したい場合はクリニックがおすすめ

しっかり薄毛対策をしたい場合は、クリニックでのケアがおすすめです。その理由を解説します。

症状に合った内容で薄毛対策を行える

一口に薄毛といってもさまざまな症状があり、原因も個々で異なります。クリニックならば、医師が薄毛の状態を診察した上で、症状・原因に適した施術方針を決定するので、効率よく薄毛の進行を防げます。

また、症状に合わせて内服薬や外用薬を処方しているので、セルフケアより短期間で薄毛改善が目指せるメリットもあります。

なお、クリニックによっては、オンライン診療を行っている場合があります。クリニックに直接足を運ぶことに抵抗がある方や、クリニックに行く時間の確保が難しい方は、オンライン診療の活用がおすすめです。

正しい方法かつ最小限のリスクで薄毛の進行を防げる

薄毛は早めの対処が望ましいですが、薄毛の原因がわからないと、自己判断で内服薬を服用したり外用薬を使用したりしても、期待しているような作用が得られるとは限りません。

また、通信販売で手に入る薄毛対策の薬の中には国内未承認のものもあり、想定外の副作用が現れる恐れがあります。

さらに、薄毛改善に作用する成分が、配合されていないものが紛れている場合もあります。確実に薄毛対策を行いたい方は、クリニックで薬を処方してもらいましょう。

まとめ

薄毛対策のひとつとして、食生活の改善は大切です。髪の主成分となるタンパク質はもちろんのこと、亜鉛やイソフラボンなど、髪の成長に必要な栄養素を含む食材を積極的に摂取しましょう。

また、高脂質・高糖質の食べ物は頭皮環境の悪化を招き、髪の成長を妨げます。さらに、暴飲暴食や就寝直前の食事など食生活の乱れは、睡眠の質を低下させ、成長ホルモンの分泌に悪影響を及ぼすだけではなく、薄毛の一因でもある血行不良を引き起こします。

髪の成長にいい食材を積極的に摂取し、規則正しい食生活を心がけましょう。

なお、クリニックであれば、症状別に応じた薬を処方してくれるので、効率よく薄毛対策を行えます。直接クリニックに足を運ぶことに抵抗がある方は、オンライン診療での受診がおすすめです。

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