美容対談シリーズ
BETICA 運営代表 愛沢えみり
対談医師
池田欣生
大阪医科大学卒業。日本形成外科学会の認定医。2000年に銀座・いけだクリニック(現・東京皮膚科形成外科)を開設。「ダウンタイムが少ない手術」をコンセプトに、開業間もなく予約困難な人気医師に。エンジェニードル等の開発、学会発表、論文発表のほか、メディア出演も多数。2020年には美容雑誌「美ST」で読者が選ぶ美容医師に3年連続日本一となり殿堂入りした。 2010年、日本アンチエイジング外科学会創設。また2017年、医療アートメイク学会設立。現在は上海など国外へも活躍の場を広げている。
この記事の概要
愛沢えみりさんとドクターの美容対談シリーズ第4弾! 今回のゲストは、「美ST」などメディアでのご活躍も有名な池田欣生先生! 驚異的な美しさの先生が(驚きの50歳!)エイジングケア治療の最先端を教えてくださいました。ぜひ動画版と併せてcheckしてください♪
愛沢えみり
(以下、
えみり)
人気の施術BEST3を教えてください。
治療ってやっぱり痛いのはいやだとおっしゃる方が多いですよね。
池田欣生
(以下、
池田)
えみり
私だ(笑)!
エステとかは痛くないですけど、痛くないものは効果がないと。じゃあ痛くなくても効果があるものとなるとハリウッド製のものになるんです。痛いのがイヤなのはハリウッドのセレブも一緒なんですよ(笑)。むしろお金持ちは痛いものを選ばないです。だからと言って効果がなかったら怒ります。
池田
えみり
そうなんですね(笑)。では3位から教えていただけますか?
ダーマペン4って知ってます?今人気の。ダーマペンの会社ってオーストラリアにあって、コロナじゃなければ向こうに行ってたんですけどね。僕、開発者が好きなので。
池田
えみり
オーストラリアの会社なんですね! ダーマペンはいますごく人気ですよね。なので知ってらっしゃる方も多いと思います。
3位はその会社が作った、「ウーバーピール」というピーリング剤ですね。
池田
えみり
ウーバーピール! これも流行っていますね。
これがなぜ流行っているかと言えば…例えば1千万の機械を普通のクリニックは置かないです。僕のところは置きますけど。いまの若い人ってネットで調べて導入しているクリニックがたくさんあるとかTwitterでバズってるものを信用するんですよね。だから僕が「ハリウッドではこんなものが流行ってますよ」と言ってもその1千万円の機械が日本に一台しかなければ選ばれない傾向にあります。
池田
えみり
Twitterでバズるのは強いですよね。
うちのセレブな患者様からしたらダーマペンは人気ないです。それより1千万の機械のほうがいいに決まってますから。なので初めての方にはダーマペンおすすめしますけど、セレブ、マニアの方には文句を言われるので1千万の機械を。とは言ってもダーマペンはすごく良い機械なので、ダウンタイムの赤みを我慢できるのであればいいと思いますよ。
池田
えみり
やっぱりダーマペンは良い治療なんですね。
はい。直後の赤みはありますけど薬剤をちゃんとしたものを選べばすごく良い治療だと思います。えみりさんもされているんですか?
池田
えみり
はい。私ニキビ跡で悩んでいて。なかなか何をしても改善されなかったんですけど目に見えて良くなってきました!
ダーマペンのみですか?
池田
えみり
成長因子とか薬剤と一緒にやってます!
えみり
第二位はなんでしょうか?
光治療の最先端であるルメッカというやつですね。モーシェと言うイスラエル人の開発者が友達なんですけど、2年前くらいに向こうに行って日本人向けに改良してほしいとお願いしたんですよ。モーシェは天才で、(モーシェ氏が在籍していた)シネロン社というレーザーのメーカーの特許をアメリカに売却して超大金持ちになって。その後その特許以外のものをと作ったのがルメッカなんです。フォトフェイシャルはやったことありますか?
池田
えみり
はい!あります。
フォトフェイシャルって電圧をどんどん上げてレーザーに近づけていっているんですね。レーザーは例えばしみにしか効かないとか赤ら顔にしか効かないとか単一波長なんですけど、フォトフェイシャルは広く効果が出ます。
池田
えみり
確かにフォトをやった後はお肌がふっくらします。
なのでレーザーと光治療の合の子みたいな感じですよね。えみりさんのような人前に出るようなお仕事の方々はしみなんてとっくに美容皮膚科で取っていると思いますが、その後ですよね。老化予防という意味でルメッカは使われています。僕は40代、50代になっても綺麗な人を調べるんです。そこじゃないですか? 何か手術を受けたいとか美容皮膚科に通いたいという患者さんは多いですけど、目標は「手術なしで綺麗でいたい」ですよね。それって、光治療を続けている人に多いんですよ。だからもちろん自分でもやってます。
池田
えみり
えっ、そうなんですか! すごくいい話を聞きました(笑)。フォトはレーザーほどダウンタイムもなくていいですよね。
そうですね。フォトフェイシャル系は定期的に当ててる人が多いですね。化粧のりも良くなると思いますよ。
池田
えみり
私も定期的に当てようと思いました(笑)。では第一位は?
これもまた開発者が友達で(笑)、IPLの脱毛器とかを作っていた会社と共同開発しているハイフですね。ハイフって痛いですよね。皮膚を引きしめるのには65度の温度が一番いいんです。でも65度なんて激熱ですよね。だからハイフって点で当てて、熱さをごまかしながら治療していくんですよ。点にすると今度はエステみたいに効果が落ちるので、その点々で熱いと感じる神経のところを避けて、もう少し深いところにジューッと面状に焼いていくという機械を開発中です。それだと例えば二十顎を面状に脂肪吸引もなく焼いていけるんですよ。
池田
えみり
すごい。リフトアップということですかね。
そう。要はこの3つとも、痛みの少ないものが人気ということ。全部普通に受けられるぐらいの痛みだと思います。やっぱりダウンタイムがなくてすぐに綺麗になれるのが良いと。
池田
えみり
それが一番理想ですよね、私もそうです(笑)。綺麗にはなりたいんですけど…痛いのは!
えみり
先生はやっぱりアンチエイジング系の施術が多いんですか?
そうですね。僕小さい頃に「銀河鉄道999」を観て、メーテルとか機械の身体、永遠の命にすごく憧れたんですよ。で、大学時代にとんでもなく綺麗な人を見て。北新地のクラブのナンバー1の人だったんですけど、その人は周りの女の子たちから整形、整形って叩かれてたんです。でも僕からしたら整形でもこんな綺麗ならいいよねって。美容外科という世界があるんだとその時知ったんです。それで大学の終わり頃に大阪で当時一番のクリニックだった白壁美容外科の一人息子と友達になって、その人に導いてもらってこの道に入ったんですよ。
池田
えみり
そこから美を追求しているんですね。キッカケはその北新地の綺麗な人で。
キッカケはメーテルです(笑)! 綺麗にしはじめたらやっぱりそこから年を取らないようなクリニックにしたいなと思って。僕からしたら逆に世の中の人が老化をあきらめていることが意味がわからないんです。
池田
えみり
加齢はどうしても仕方ない部分もあるのかなって。
こんなに科学が発達してるのに! 開業した頃30歳のアラサーでしたけど、20歳からみたら30歳の男なんて「おっさん」だったんです。20歳の女の子が30歳のおっさんと付き合うのをみんなで非難して。でも自分が30歳になったら「あれ、30歳はおっさんじゃないよね?」って(笑)。でも見かけはどう考えても20歳のほうが上なわけでしょ。だったらそれをキープしたいとなぜみんな思わないのかな?って思う。
池田
えみり
みんな老化を自然に受け入れちゃいますよね。
僕はいま50歳ですけど、例えばカメラマンは50歳の僕を撮ろうとするんですよ。わざと照明でしわを作ったりして。やめて!って思う(笑)。僕はどんなにおかしいと言われても見た目はずっと若くいたいと思いますもん。
池田
えみり
美へのこだわりがすごいです。でも、こんなにお綺麗な先生だから説得力がある…!
そのためにわざわざイスラエルとか世界最先端の研究者に会いに行って。やっぱり世の中のほとんどの製品がコピーなんですよ。コピーを買ってしまうとその先の未来はないんですよね。現状は60歳の人を若返らせる機械はないので、これからも作り続けないといけなくて。そうなるともう永遠の命を作りたいくらいの夢を持ってる人々と話し合わないと作れないんですよ。
池田
えみり
先生の「40代の男性の患者さんが増えている」というツイートがあって。本当ですか?どんなお悩みで来られるんですか?
男性って実は悩んでないですね。ただ、僕のライフスタイルを見て楽しそうと思って来るんじゃないですかね(笑)。若いうちにお金持ってる男性っていないんです。女の子は年上のお金を持ってるおじさんと付き合ったりすることもありますけど、男性はどんなにお金持ちの息子に生まれたとして親もお小遣いくれないですし。そこから仕事を頑張ってお金を持つと女性に相手にされるようになるんですけど、今度は外見が年老いてしまっているという。でもうちの患者さんで実際に40代後半で25歳の身体を手に入れている方がいて、僕から見ても楽しそうなんですよ。若さもお金も手に入れた、そういう人の口コミは大きいですよね。
池田
えみり
女性はまず具体的な悩みがあって行くのかなと思うんですが、男性はライフスタイルを輝かせたいって気持ちで来られるんですかね。
下世話な話、「お金を持っている25歳」というカテゴリーはすごくモテるみたい(笑)。女性も男はお金だよねと言いながら本当はかっこいいとか若いとかも大事で。例えばえみりさんが誰かすごい人と付き合ったとして。その人が80歳だとしたら「お金目的だ」と世間は思うワケですよ。やっぱり人に紹介したときに素直にいい人だねって言われることが幸せかなと僕は思います。
池田
えみり
確かに見た目が大事な部分も大きいですよね(笑)。
今後はそういう時代感になっていくんじゃないかな。IT系の社長さんとかすごく美容に力入れていますけど、普通の会社の社長もいまはメディアに出ることが多いので、そういう意味でご来院される方が増えていますよね。これからは美男美女が増えてしかもお金があって、というのが理想かなって。
池田
えみり
美容は女性のものみたいな価値観が変わっていきそうですね。
そう。女性のためにも美しい男性を増やしていきたいと思ってます(笑)。
池田
えみり
これ知りたい人も多いと思うんですが、時間をかけずに少しでも早く美肌になりたいときに即効性のある美容の施術を教えてください!
美は一日にして成らずなんですけど…一番大事なのは健康です。健康の上に美容が成り立つので。じゃあ何が健康かというと食べ物。最先端の情報としては食べ物は口から食べるので口内環境は衛生的にということ。コロナで重症化するのも口内環境が悪い人だと言う説もあるので。食べ物は食道を通って胃に来ると、胃は胃酸が強力だからいろんな菌を殺してくれるんですよ。次に小腸に行くと免疫細胞がすごく活発な場所なので腸の病気って少ないんです。で、大腸は便がたまる場所でそこに菌があると吸収されてしまうんですよ。それが全身に回って悪さをするんです。
池田
えみり
じゃあ大腸が大事ってことですか?
便秘になるとニキビもできやすいじゃないですか、それはそういうこと。悪いものがたまる場所って肌、虫歯で歯、あと大腸。逆にその3つしかないんです。だからその3つをこだわればいいんですけど、簡単に言うとにおいのない便をすることなんですよ。野菜中心とか健康的な食事をしてれば便ってにおわないです。おならもにおわないです。
池田
えみり
あはは(笑)。それが結果として身体や美容にいいんですね!
そう。僕はにおいセンサーが部屋にありますから。でもにおわないなんてマナーじゃないですか?だから、外側からどんなにお手入れしても内側が不健康だったら結局肌に現れるので、まずはその内側のほうを。ストレスをためないのもそうですね。僕はストレスないですけど。ストレスで男性ホルモンが増えると顎回りにニキビができるんですよ。
池田
えみり
できます!
そういうとき本当はホルモンバランスを整えるんですけど、どうしてもって場合は「アグネス」という機械でピンポイントに高周波で焼いて、脂腺の量を減らすといいです。あとはピーリングとかですね。ウーバーピールもいいです。ダーマペンとかはそういう理由で流行っているんだと思います。なので質問に端的に答えるならウーバーピールですね。
池田
えみり
こんな綺麗な先生に言われると納得(笑)。健康気を付けようって思いましたww どうしても外側を気にしがちなので。
監修者
愛沢えみり
BETICA 運営代表
株式会社voyage代表
アパレルブランドEmiriaWizの運営のほか、美容や飲食業のプロデュース、メディア運営等を行っている元歌舞伎町No1キャバ嬢。