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美容医療コラム

脱毛クリームの作用とは? メリットとデメリットを解説

 
脱毛クリームの作用とは? メリットとデメリットを解説

この記事の概要

脱毛クリームは、手軽に自宅でムダ毛のケアができるアイテムであり、メリットもあればデメリットもあります。脱毛クリームのメカニズムや特徴を、さまざまな視点からご紹介します。

夏本番を迎え、腕や脚のムダ毛が気になっている方も多いのではないでしょうか?手軽で好きな時にムダ毛処理ができる脱毛クリームの使用を検討している方は、使用する前に脱毛クリームの種類やメカニズム、そして使用したあとに後悔しないようにメリットとデメリットを知っておくことが大切です。

脱毛クリームは基本的にいつでも使用できますが、ムダ毛が目立つようになったら繰り返しケアが必要となります。脱毛クリームのデメリットが気になる方のために、記事の最後では医療脱毛についてもご紹介します。

●脱毛クリームとは?

脱毛クリームとは、肌の表面に出ている毛を除去する薬剤です。製品によっては「除毛クリーム」呼ばれていますが、脱毛クリームと除毛クリームは同じものを指しています。

脱毛クリームの使い方は、一般的に脱毛クリームをムダ毛が気になる部分に塗布してから、クリームを拭き取ったり洗い流したりして、気になるムダ毛を除去します。

脱毛と聞くと毛根から引き抜くといったイメージがありますが、脱毛クリームは肌の表面にある毛に作用するため、基本的に痛みなどはほとんどありません。

・脱毛クリームの種類

一般的に脱毛クリームと一括りにされていますが、脱毛クリームにはジェルタイプや乳液タイプ・ローションタイプなど、さまざまな種類があります。

タイプによって違うのは形状だけではなく、肌質を選ばないものや香り・使用する部位・毛の長さなど、使用目的や使用感などに違いがあります。自分の好みの使用感や、脱毛したい部位に適したものを選びましょう。

●脱毛クリームのメカニズム

一般的な脱毛クリームは、ムダ毛を処理したい部分に除毛クリームを塗り、5分〜10分ほどおいて洗い流して、気になる毛を除去します。日頃から脱毛クリームを使っていても、実は脱毛クリームのメカニズムについては、知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

脱毛クリームのメカニズムは毛を抜きとるのではなく、毛をゆっくり溶かし柔らかくなったタイミングで、拭き取ったり洗い流したりする刺激によって、肌の表面から毛を切り離すというものです。

脱毛クリームの主成分は、「チオグリコール酸カルシウム」といわれるアルカリ性物質です。チオグリコール酸カルシウムには、タンパク質を分解する作用があり、厚生労働省で「医薬部外品」の成分として認可を受けています。

毛の主成分はタンパク質なので、チオグリコール酸カルシウムが毛を溶かし、毛を取り除けるのです。

●脱毛クリームのメリット・デメリット

脱毛クリームは自宅でケアができますが、メリットとデメリットがあります。使用する前に、メリットとデメリットを把握して自分に合った脱毛方法を選びましょう。

・メリット

脱毛クリームのメリットは、以下の通りです。

自宅で好きな時間にできる

美容クリニックやエステなどで脱毛を行う場合、予約を入れ通院する必要がありますが、脱毛クリームが自宅にあれば、いつでも自分の好きな日にムダ毛処理ができます。急な予定ができたときにも対応できるので、自宅にあると便利です。

ケア後の肌触りがチクチクしない

脱毛クリームは毛を溶かすため、毛の断面が丸くなり、ケア後の肌触りはチクチクしにくいのがメリットです。カミソリやシェーバーでのケアは毛を剃っているので、毛の先端が尖りチクチクします。

伸びてきたときのチクチク感が苦手な方は、脱毛クリームがおすすめです。

1回の費用が比較的安い

商品によって価格は異なりますが、一般的に2,000円〜3,000円で購入できます。使用する面積にもよりますが、1つあれば数回使用できるため、1回のお手入れに必要な価格は比較的安いのがメリットです。

忙しい日でも脱毛ができる

1回のお手入れに必要な時間は約10分ほどなので、忙しい日でも入浴の時間などを使って「ながらお手入れ」が可能です。

カミソリなどによる怪我のリスクがない

脱毛クリームは塗布してから10分程度放置して、拭き取るか洗い流すだけなので、カミソリなどの刃物を使用する必要がなく、怪我のリスクはありません。

カミソリでのお手入れは、特に力を入れ過ぎていなくても何かの拍子に、気がついたら出血していた方も多いのではないでしょうか?カミソリでの傷は思いのほか、出血が止まらないことも少なくありません。

美しい肌を目指してお手入れをしているのに、傷を作ってしまっては本末転倒ですよね。また、肘や膝などカミソリでの処理が難しい部分でも、脱毛クリームなら手軽にお手入れができます。

デメリット

脱毛クリームのメリットをご紹介しましたが、いくつかのデメリットもあります。

脱毛クリームのデメリットは、以下の通りです。

肌荒れのリスクがある

肌質を選ばないタイプのものもありますが、脱毛クリームの主成分は化学物質であるため、体調や肌質によっては肌荒れのリスクがあります。使用する前に商品の使い方や注意事項をしっかり把握し、パッチテストで肌荒れが起きないかを確認してから使用しましょう。

部位によって使用できない

一般的な脱毛クリームは、顔に使用できません。その理由は、顔は腕や脚などと比べて皮膚が薄いからです。

また、デリケートゾーンへの使用ができない商品も多くあります。商品によってはデリケートゾーンに使用できると書かれているものもありますが、不安な方は使用を控えるとよいでしょう。

独特な刺激臭がある

脱毛クリームには、独特の刺激臭があります。この刺激臭の原因は、脱毛クリームには欠かせないチオグリコール酸カルシウムです。

チオグリコール酸カルシウムの刺激臭を緩和するために、香料を配合したマイルドな香りの商品もありますが、基本的には鼻にツンとくるような臭いがあるので、刺激臭が苦手な方はお手入れの時間が苦痛に感じるかもしれません。

数日後にはケアが必要である

脱毛クリームでお手入れをしても、肌表面のムダ毛を取り除いているだけで、数日もすれば毛は伸びてきます。1回のケアの時間やコストはそれほど大きくはありませんが、継続していくとなると負担に感じる方も少なくありません。

●脱毛クリームで物足りないなら、医療脱毛がおすすめ

脱毛クリームは自宅できるお手入れのひとつですが、こまめに行う必要があります。そのため、長期的にみると時間も費用もかかると考えられます。

脱毛クリームのデメリットが気になる方は、美容クリニックで医療脱毛を検討してみましょう。

医療脱毛とは?

医療脱毛とは、医療機関で行われている施術で、一般的には医療用レーザー機器を使用します。脱毛クリームとは違い、肌表面だけではなく毛根にアプローチするため、自己処理の負担を減らせます。また顔をはじめ、全身の脱毛が可能です。

美容クリニックによって使用する機器や費用は異なり、その他アフターケアの内容にも違いがあります。

医療脱毛は自己処理の手間が省けるので、毛が気になる方にはおすすめの施術です。

しかし、医療脱毛を行うにあたって、いくつかの注意点があります。

大切なのは、信頼できる美容クリニックを選ぶことです。医療脱毛はレーザーを照射するので、少なからず肌に負担がかかります。経験豊富な医師が施術するクリニックを選びましょう。

料金設定が明確で、しっかりカウンセリングやアフターケアの説明を行ってくれるクリニックがおすすめです。

家庭用脱毛機器と医療用脱毛機器の違いは? それぞれの特徴・作用について紹介

●まとめ

脱毛クリームでのケアは、自宅で自分の好きな時間にできるのがメリットですが、デメリットもあります。

自分のライフスタイルや悩みに応じて、脱毛クリームでのケアか医療脱毛を行うかを検討してみましょう。

医療脱毛を行う場合は、経験豊富な医師がいる美容クリニックで行うことが大切です。

毛に悩むことなく、ツルツルな肌で夏本番を迎えましょう。

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