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美容医療コラム

日焼けしてもシミにならない方法を紹介! シミを増やさないためにできるケアとは

 
日焼けしてもシミにならない方法を紹介! シミを増やさないためにできるケアとは

この記事の概要

日焼けしてもシミにならない方法と、シミを増やさないためにできるケアについてご紹介します。

肌の大敵である日焼けによる紫外線ダメージは、シミの原因ともいわれています。しかし、実は日焼けによりシミができる人と、そうではない人が存在します。2つのタイプにはどのような違いがあるのでしょうか?

ここでは、日焼けによりシミができやすい方の特徴についてご紹介します。

あわせて、シミを増やさないために効果的な予防方法や、日焼け後のケアについてもご紹介しますので、日焼けによるシミにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

●日焼けによりシミができやすい人の特徴

日焼けしてもシミが目立つ人と、そうではない人がいます。では、シミができやすい人とそうではない人には、どのような違いがあるのでしょうか。

・シミができやすい人・できにくい人の違い

シミは生まれ持った肌質も関係しており、一概にできやすい人とできにくい人を区別するのは難しいですが、血流が良好な方はシミができにくいとされています。

通常、メラニンは古い角質とともに垢となって排出されますが、生活習慣や食生活の乱れ、繰り返す肌荒れにより肌のターンオーバー(肌の新陳代謝)の機能が低下すると、古い角質が排出されにくくなります。それにより、メラニン色素が肌に定着し、シミとなるのです。

ところが、血流が良好な方の場合は、肌再生に必要な栄養素が細胞に行き届きやすくなるので、肌の新陳代謝が高まり、メラニン色素が肌へ沈着するのを防げます。

では、シミができやすい方にはどのような特徴があるのでしょうか?

シミができる主な原因は、紫外線のダメージにより活性酵素が生成され、メラニンを生成する細胞「メラノサイト」の活性化だといわれています。しかも、紫外線によるダメージは長年蓄積されるので、普段から紫外線を浴びる機会が多い方だけではなく、幼少期の頃から紫外線を浴びる機会が多かった方も、シミができやすい傾向にあります。

紫外線以外にも次の条件に当てはまる場合は、シミができやすいとされています。

  • 生活習慣や食生活が乱れている
  • 頻繁に肌荒れが起きる
  • 誤った方法でスキンケアを行っている
  • 肌が白い

生活習慣や食生活が乱れている方、頻繁に肌荒れが起きる方は、肌のターンオーバーが正常に機能せず、シミができやすい傾向にあります。また、誤った方法でスキンケアを行っている場合も、保湿不足による乾燥や、タオルなどの摩擦によるダメージが原因で、肌のターンオーバーが乱れるので、シミができやすいとされています。

その他にも、シミのできやすさは肌質も関係しており、肌が白い方はそうではない方に比べて、シミができやすいとされています。肌は、紫外線によるダメージを受けると、防衛本能が働き、過剰にメラニンを分泌します。その結果、メラニンの生成と排出のバランスが崩れ、シミが目立ちやすくなります。

・加齢とともにシミが目立つケースも

紫外線ケアや保湿ケアなど肌のお手入れが行き届いていないと、20代・30代では目立たかなったシミが、光老化により40代・50代になって目立つケースもあります。「光老化」とは、紫外線によるダメージで肌が老化することを指し、年齢を重ねると起きる自然老化よりもシミができやすいとされています。

また、肌のごわつきやしわが目立ちやすくなるなど、シミ以外にも肌へ悪影響を及ぼします。

さらに、40代になるとホルモンバランスが大きく変化し、肌周期が28日から45日へと変化するので、20代・30代の頃よりもさらにメラニンを含む古い角質が、肌に定着しがちになります。

紫外線によるダメージが蓄積されると、光老化によりシミができるので、20代・30代のうちから毎日念入りに保湿したり、紫外線予防をしたりなどが大切です。

●シミをつくらないためにできる日頃のケア

シミができるのには、食生活の乱れといった内部原因と、紫外線によるダメージなどの外部原因が影響しています。シミをつくらないためには、日頃のケアを徹底することが重要です。シミをつくらないためにできる、日頃のケアをご紹介します。

・日焼け止めクリームを使用する

シミの原因となる紫外線は、日差しが強い夏だけではなく、曇りの日や冬なども含めて年中降り注いでいます。日焼け止めクリームは、シミの原因となる紫外線をカットする作用が期待できるので、日焼け止めクリームによる紫外線予防を行いましょう。

日焼け止めクリームを購入するときは、PA 、SPFを確認しましょう。PAはしわや肌のハリ不足の原因となるUV-Aに作用を発揮するのに対し、SPFはシミ・そばかすの原因となるUV-Bに対して作用を発揮します。

また、SPFの指数は10〜50+で表現され、値が大きくなればなるほどUV-Bへの防止力が高まります。PAの場合は、+〜++++で表現され、+の数が多ければ多いほどUV-Aへの防止力が高まります。

なお、日焼け止めクリームには汗に強いウォータープルーフタイプもありますが、そうでない場合は、汗で流れる恐れがあります。日焼け止めクリームの作用を引き出すためにも、こまめに日焼け止めを塗り直しましょう。

・生活習慣を整える

睡眠不足や運動不足などの生活習慣の乱れは、成長ホルモンの生成を妨げ、肌の新陳代謝低下を引き起こします。それにより、古い角質が剥がれ落ちにくくなると、メラニンが色素沈着し、シミの原因となります。

そのため、良質な睡眠時間の確保や適度な運動、禁酒、禁煙などを心がけ、生活習慣を整えることが大切です。それにより、自律神経が正常に機能すると、血流が改善し、肌に必要な栄養素が行き届きやすくなります。その結果、肌の新陳代謝が高まるので、シミができにくくなります。

●日焼け後にできるシミの予防

日焼け後に次の方法を行うことで、シミを増やすのを防げます。

  • しっかり保湿する
  • 日焼けした部位を冷却する

それぞれについて詳しく解説していきます。

・しっかり保湿する

紫外線によりダメージを受け、バリア機能が低下した肌は、早く正常な働きに戻そうと、肌のターンオーバーを早めます。その結果、古い角質が剥がれ落ちにくくなると同時に、メラニン色素が肌に沈着しやすくなり、シミができやすくなります。

紫外線によるダメージから肌を守り、シミを防ぐためにも、化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。なお、保湿ケアの際には、メラノサイトの働きを抑制する成分配合の化粧水や乳液を使用すると、さらにシミ予防作用が期待できます。

また、日焼けした肌は敏感になっているので、化粧水や乳液をつける際には、パッティングするのではなく、優しく丁寧につけるようにしましょう。

・日焼けした部位を冷却する

日焼けにより肌が赤みを帯びた状態を、「サンバーン」といいます。これを放置すると、肌の防衛本能によりメラノサイトが活性化され、メラニン色素が過剰生成されます。加えて、乾燥により肌のターンオーバーが乱れ、メラニン色素が沈着しやすくなるので、日焼けした部位はその日のうちに冷やしましょう。

日焼けした部位を冷却することで、炎症の進行を抑えられます。患部を冷却したあとは、保湿クリームなどでしっかり保湿もしましょう。

・内側からケアする

日焼け後は外部からのケアだけではなく、体内からのケアも重要です。肌のターンオーバーを整え、体外へメラニン色素が排出するのをサポートするためにも、「β-カロテン」「リコピン」「ビタミンC」など、メラニンの生成を抑制する栄養素を含む食材や、メラニンの自然な排出を促す「ビタミンA」が含まれる食材を積極的に摂取しましょう。

それぞれの栄養素は、次の食材から摂取できます。

  • ビタミンC…いちご、レモン、オレンジなど
  • β-カロテン…人参、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃなど
  • リコピン…スイカ、トマト、ピンクグレープフルーツなど
  • ビタミンA…レバー、バター、卵黄など

●まとめ

「幼少期の頃から紫外線を浴びる機会が多い」「生活習慣や食生活が乱れている」「頻繁に肌荒れが起きる」「誤った方法でスキンケアを行っている」という方は、肌のターンオーバーが乱れメラニンの排出が滞るので、シミができやすい傾向にあります。

また、肌が白い方は日焼けするとメラニンが過剰生成されるので、メラニンの生成と排出のバランスが崩れてシミができやすくなります。なお、紫外線による光老化が原因となり、シミができるケースもあるので、年齢に関係なく日頃から日焼け止めクリームで紫外線ケアを徹底しましょう。

日焼け後にできるシミ予防は、患部をしっかり冷却し、保湿ケアする方法が効果的です。

さらに、メラニンの生成を抑制する「ビタミンC」「β-カロテン」「リコピン」や、メラニンの自然な排出を促す「ビタミンA」といった、メラニン色素の抑制・排出をサポートする成分が含まれた食材を積極的に摂取すると、肌のターンオーバーを整え、シミの原因となるメラニン色素沈着を防げます。

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