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美容医療コラム

脱毛にかかる期間とは? サロン脱毛と医療脱毛の違い・部位別の期間について紹介

 
脱毛にかかる期間とは? サロン脱毛と医療脱毛の違い・部位別の期間について紹介

この記事の概要

サロン脱毛に要する期間と医療脱毛に要する期間、部位別に要する期間をご紹介します。

脱毛にはサロン脱毛と、医療脱毛の2つの方法がありますが、脱毛に要する施術回数と期間が異なります。

また、部位によっても脱毛に要する施術回数と期間は異なりますが、それは何故なのでしょうか?

ここでは、サロン脱毛と医療脱毛の期間、部位によって脱毛に要する施術回数と期間が異なる理由を解説します。

脱毛の作用を高めるために知っておきたい情報もご紹介しますので、脱毛を検討中の方はぜひ参考にしてください。

サロン脱毛・医療脱毛に要する期間は?

サロン脱毛と医療脱毛では、同じ部位でも施術に要する回数と期間が異なります。サロン脱毛と医療脱毛にかかる期間が異なる理由も含め、脱毛に要する回数と期間を解説します。

サロン脱毛にかかる期間

サロン脱毛では光を射照し、毛根にダメージを与える光脱毛の脱毛機器を使用します。

光脱毛は集中的に毛根へダメージを与える医療脱毛とは異なり、広範囲にアプローチするため、作用が緩やかな特徴があります。そのため、自己処理が不要になるまでの施術回数は12回~18回程度、期間としては1年半~2年程度です。

色素が薄い毛に関しては、部位によって異なりますが、ほとんど目立たなくなるまでに18回~24回以上施術を行う必要があります。

脱毛部位 自己処理が減る回数 色素が薄い毛が目立たなくなる回数
12回~18回 20回~24回以上
ワキ 12回~18回 18回以上
12回 18回以上
12回 18回以上
VIO 18回 20回~24回以上
お腹・背中・胸・お尻 12~18回 18回以上

また、サロン脱毛の場合は、導入している光脱毛の機器によっても施術回数の目安は異なります。

IPL脱毛 2カ月〜3カ月に1回
SSC脱毛 最短2週間に1回
SHR脱毛 最短2週間に1回

光エネルギーにより、毛根のメラニン色素へダメージを与える脱毛方法「IPL脱毛」は、毛根に直接刺激を与えるので、2カ月〜3カ月に1回のペースでしか施術できません。

それに対し、抑毛成分が配合されたジェルを光で肌に浸透させる脱毛方法「SSC脱毛」は、肌への刺激が少ないので、最短2週間での施術が可能です。

同じく、最短2週間に1回の施術が可能な方法に、発毛を促すバルジ領域へダメージを与える脱毛方法「SHR脱毛」があります。

なお、サロン脱毛の場合、細胞にまでアプローチする施術内容ではないため、長期間施術を行わないままだと、新しい毛が生えてきます。長期的にムダ毛が目立たない美しい肌を保ちたい方は、医療脱毛がおすすめです。

ただし、医療脱毛は医師免許が必要となるので、美容クリニックなど医療機関でしか施術を行っていません。

医療脱毛にかかる期間

医療脱毛では発毛組織を破壊して、毛を生えにくくする「レーザー式脱毛」で施術を行います。

レーザー脱毛は、集中的に毛根へダメージを与えるので光脱毛よりも作用が高いといわれており、回数にして5回~8回程度、期間にして1年~1年半程度で毛が目立たなくなります。

また、色素が薄い毛が目立たなくなるには、部位によって異なりますが、6回~10回程度の施術が必要です。

脱毛部位 自己処理が減る回数 色素が薄い毛が目立たなくなる回数
8回 10回以上
ワキ 5回 6回以上
5回 6回以上
5回 6回以上
VIO 5回〜8回 6回〜10回以上
お腹・背中・胸・お尻 5回 8回以上

医療脱毛で導入されているレーザー式脱毛の場合は、2カ月〜3カ月に1回のペースで通うのが一般的です。

なお、サロン脱毛よりも1回あたりの施術費用はかかりますが、一定回数の施術を終えた後は半永久的にムダ毛が目立たない美しい肌の状態を保ち続けられます。

部位ごとに脱毛期間が異なる理由

脱毛の期間は部位によっても異なります。

これには毛周期と呼ばれる毛の成長サイクルが関係しており、成長期・退行期・休止期と3つの段階のうち、脱毛作用がもっとも感じられるのは、メラニン色素が濃く脱毛器のレーザーが反応しやすい成長期のみといわれています。

VIOのように毛の色素が濃い部位は、休止期が1年~1年半程度と長く、毛の成長期にもばらつきがあるので、施術期間が長くなります。

それに対し、腕やワキのように色素が薄い部位は、休止期は3カ月程度、成長期は3カ月~4カ月程度と毛のサイクルが早いので、施術時間が短くなる傾向にあります。

なお、施術に要する期間は、毛周期だけではなく毛の太さと毛量によっても異なり、VIOは他の部位に比べて1本1本の毛が太い上に、毛量が多いので特に施術に時間を要します。

脱毛の作用を高める上で知っておきたいこと

脱毛の作用を高めるためには、次の点に注意することが大切です。

  • 毛抜きによるケアは行わない
  • 日焼けに気をつける

それぞれの理由について解説します。

毛抜きによるケアは行わない

サロン脱毛・医療脱毛、どちらで使用している脱毛機器も、毛のメラニン色素の濃さに反応して発毛組織を破壊するレーザーが出る仕組みになっています。

毛抜きにより毛根をピンセットで抜くと、レーザーは反応せず思ったような作用が得られなくなるので、毛抜きによるケアは行わないようにしましょう。

また、毛抜きによるケアは、毛根の細菌感染症である「毛嚢炎(もうのうえん)」や、皮膚の表面に体毛が埋まる「埋没毛」など、肌トラブルを引き起こす恐れがあります。これらの症状は肌へのダメージが大きく、完治するまで脱毛機器での施術ができないので、脱毛前にはシェイバーで処理しましょう。

日焼けに気をつける

日焼けによるダメージを受けた肌は、やけどと同じ状態といっても過言ではなく、強い外部ダメージを与えると、肌トラブルを引き起こす恐れがあります。そのため、肌が日焼けしている場合は、脱毛機器による施術は行えません。

日焼けにより施術できない期間が続くと脱毛のサイクルが乱れ、もっとも脱毛の作用が期待できる「成長期」に施術できない恐れがあるので、脱毛期間中は紫外線ケアを徹底して日焼けしないように気をつけましょう。

また、日焼けのダメージにより肌の色素が濃くなると、脱毛機器のレーザーが過剰に反応して強い痛みを伴います。肌に変化がない程度の日焼けであれば施術は可能ですが、強い痛みを避けるためにもできる限り紫外線ケアを徹底したほうがいいでしょう。

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まとめ

脱毛は施術方法によって期間が異なり、発毛細胞を破壊して脱毛作用をもたらす医療脱毛は1年~1年半程度、毛根にダメージを与え脱毛作用をもたらすサロン脱毛は1年半~2年程度を要します。

また、部位によって脱毛に要する期間は異なります。成長期にばらつきがある色素が濃い部位は、短いサイクルで成長期を迎える色素が薄い部位よりも、施術期間が長くなる傾向にあります。毛の成長期に脱毛の作用がもっとも高まるので、毛周期にあわせて計画的に施術を行いましょう。

なお、毛抜きでケアしたり、日焼けにより肌がダメージを受けていたりすると、施術できない場合があります。脱毛を行っている期間はこれらの行動は避けましょう。

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